猫に与えてはならない食べ物をまとめてみます。
きっかけは、2度ほどあり。
一昨年の冬、シクラメンを生花店さんで購入した際に、店主の気遣いで、
猫はいますか?居るようならば、シクラメンは、猫が食すと大変なことになるので、ベランダ等、普段猫に届かないところに飾ってくださいね、という一言から。
その時も、猫に与えてはならない食べ物等を調べました。
つい先日、カーネーション(母の日、妻にたまには花でも)をと思った際に、念のため調べて、カーネーションもどうやら、猫が口にするとダメな模様(結局、カーネーションは造花のを購入して、妻にあげましたが・・・)
なので、以下に猫が食してはならない食べ物を纏めてみます。
猫が食してはならない食べ物
シクラメン
体内にシクラメンが大量に入ってしまうことで、痙攣や全身のしびれなどの神経症状を起こしてしまうケースもあり、最悪の場合死に至ることもあるようです。
カーネーション
ナデシコ科ナデシコ属の多年草で、母の日に贈られることでも知られています。ナデシコ科のカーネーションは、猫が食べてしまうと、胃腸障害で吐いたり下痢をしたり、皮膚が炎症を起こしたりする場合があります。
ポトス
ポトスは室内に置く機会が多い観葉植物ですが、ツルを切って水に差すだけでどんどん増えるため、猫の届く場所に置くことは避けたほうが良いようです。葉や茎に毒性があり、口に入れると腫れて激しい痛みも伴います。
スズラン
植物全体に毒性のあるスズラン。口にすると嘔吐下痢といった症状の他に、不整脈や心不全を起こす危険性もあるため要注意のようです。
トマト
トマトの葉や茎、青い実には、猫にとって有毒な成分が含まれています。口にすると皮膚に刺激がともなうため、栽培している場合は猫をベランダに出さないように気を付けましょう。
アサガオ
アサガオの種には毒性があるため、近づけないように注意が必要なようです。
ユリ
花全体が毒物です。猫が口にすると嘔吐下痢、呼吸困難、手足のしびれ、全身麻痺など重篤な症状を引き起こす危険があるようです。
スイセン・チューリップ
球根は猫にとっての危険物。スイセンは球根と茎の境目にも毒性があるため、近づけないように注意したほうが良いようです。
ネギ類
長ネギ、タマネギ、ニラなどのネギ科植物には、
「アリルプロピルジスルファイド」
という成分が含まれていて、猫の血液中の赤血球を壊し、貧血、血尿、嘔吐などをまねくようです。
ネギ類が使われている料理は意外と多く、ハンバーグや、シチュー等、ネギ類には注意が必要なようです。
春菊・ほうれん草
春菊やほうれん草などのアクの強い野菜には、
「シュウ酸」
という成分が含まれています。シュウ酸を摂りすぎると尿石症にかかる恐れがあるため、泌尿器系の病気にかかったことがある猫には特に注意が必要です。
チョコレート
チョコレートの原料であるカカオには
「テオブロミン」
という成分が含まれています。この成分が、猫の中枢神経を刺激し、下痢、嘔吐、けいれんなどの中毒症状をまねくようです。ときには命にかかわることもあり大変危険なようです。
緑茶・紅茶・コーヒー
カフェインを含む飲み物は、嘔吐や下痢などの胃腸症状だけでなく、心臓や神経系にまで異常をきたすことがあるようです。また、茶葉自体は液体よりもカフェインが多く含まれているため、誤食しないように気を付けましょう。
生の青魚
お魚食らえたどら猫…っていう歌もあるので、生魚は良いのでは??と思いがちですが、青魚には
「アニサキス」
の幼虫が寄生しやすいため、猫にも害が及ぶ危険性があります。
生のイカ、タコ、エビ
生のイカ、タコ、エビなどの魚介類に含まれる
「チアミナーゼ」
という酵素は、猫にとって必要なビタミンB1を分解してしまうようです。ビタミンB1の不足が続くと食欲低下や嘔吐をまねき、背骨が変形してしまうことも。「チアミナーゼ」は加熱するとその働きを失います。イカやタコは猫に必要なタウリンという栄養素が豊富ですし、好きな猫も多いので、与える場合は十分に火を通してからが良いようです。
アワビやサザエの肝
アワビやサザエの肝(緑色の部分)に含まれる
「フェオホルバイト」
という成分は強い光に反応して炎症を起こします。特に毛が薄く、日光にさらされやすい猫の耳は症状が出やすく、光線過敏症により壊死してしまうこともあるようです。
パパイヤ・マンゴー
南国系のフルーツは、人でもアレルギーを起こしやすい果物です。猫が食べると口の中や唇にかゆみや炎症を起こす恐れがあるようです。
イチジク
いちじくの皮や葉、果肉などには中毒症状を引き起こす成分が含まれているため、食べると口内で炎症を起こしたり、嘔吐することもあるようです。
ぶどう
ぶどうには、犬が食べ過ぎて腎臓の病気になってしまったという症例があります。猫への安全性も確かめられていないため、干しぶどうも含めて与えないほうがよいようです。
上記に記載したのは、一部になり、猫に与えてはならないモノがたくさんあるのが分かると思います。
食べる気はなくても、興味本位で、口に入れてしまう、なんて事はあり得ますので、植物、食物ともに、猫の見える範囲に置く場合は、誤って口にしてしまっても大丈夫か?を都度お調べいただくことをオススメいたします。
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