私は、猫との暮らしを10年しており、元々、三猫でしたが、2020年6月に一猫迎い入れて、今日現在で、四猫と暮らしております(あと、妻も1人居ます)
四猫全てが元々野良猫で、保護し、保護猫として生活を共にしております。
保護猫多頭飼いを10年している私が知り得た事や経験した事等を日々更新しております。
今回も、ご相談を受けましたので、私の実際の所と含めて書きます。
猫にかかる生涯必要費用はどのくらい?
猫と暮らし始めて半年。先日、避妊手術を受けさせてそこそこの出費になりました。キャットフードにもいろいろな値段のものがあって迷います。医療費、ご飯代、猫砂代、その他もろもろ、猫の一生にかかる生活費ってどのくらいなのか、気になりました。
1ヶ月にかかる猫の費用
猫の生活費については、いろいろな企業・団体が独自の調査を行なって算出しています。
一般社団法人ペットフード協会の調査で、
医療費など含む1か月の平均支出(猫1匹当たり):7,475円/2017年調査
医療費など含む1か月の平均支出(猫1匹当たり):7,962円/2019年調査
となっています。必要不可欠な食費に注目すると、
猫の1か月の市販の主食用キャットフードの平均支出金額は、
3,187円(単頭飼育で、2,293円、多頭飼育で5,430円)
です。
近年、猫は大切な家族の一員であり、健康や食の安全性への関心も高まったことで、プレミアムフードのような高価なキャットフードが売れるようになってきているという調査結果もあります。
ペットフード全体の流通量は犬の飼育頭数の減少で減少してきているものの、キャットフードは微増ですが右肩上がりです。
同協会では、猫の平均寿命が15.33歳として、猫の生涯にかかる必要費用を107万6,313円と算出しております。
猫にかかる年間支出額、医療費が増加
アニコム損害保険株式会社では、毎年契約者に対してインターネット上で1年間にペットにかけた費用に関する調査を行っています。
先ほどの一般社団法人ペットフード協会の1か月の猫関連支出総額を1年に置き換えると、8万9,700円となりますが、アニコム損害保険株式会社の、2017年の調査結果によると、猫にかかる年間支出は20万9,421円となっています。
保険の契約者に対してのアンケートですから、ペット保険料(平均3万1,050円)も含まれます。
近年増加傾向にあるのは、病気やけがの治療費とワクチン・健康診断等の予防費です。医療費が増えた理由は、猫の平均寿命が延びたことで、「高齢になって病気が増えた」ことが挙げられます。
予防費用に関しても、「年齢を考えて健康診断の回数を増やした」という理由が多くみられ、猫でも人間の高齢化と同じような現象が起きているようです。
夏のエアコンで猫のための光熱費も
近年、室内飼育が増えて猫も長寿になったことや、生活環境の変化、ペットの存在に対する価値観の変化などによって、昔はなかった出費項目もあります。その一つが猫を飼うためにかかる光熱費です。
アニコム損害保険株式会社の調査でも、留守中も猫のためにエアコンを1日中つけているなど、猫のためにかかる追加の光熱費は年間1万5,540円としています。
ここ数年の酷暑の影響で、夏はエアコンをつけっぱなしにしないと猫の健康が不安という声が聞こえてきます。
我が家が四猫になる前、三猫だった時の、猫の食費等(医療費、保険代は含まず)
合計:23,096円/1か月(三猫の場合)【一猫当たり7,698円/1か月】
三猫の主食を変更しようとし、実際にどんなものを与えているか、を書いた記事が過去にあります。
【猫の食費について】【四猫 多頭飼い】 - 保護猫との生活を綴ります
四猫になったこともあり、後日、纏めなおします。
猫貯金を始める
妻と話し合い、毎月、それぞれ5,000円ずつ、猫貯金を始めようと決めました。
それ用の口座を銀行で作り、毎月振り込みをするという具合です。こうすることが私の性格上一番お金を貯める方法となります。
リンク
一般社団法人ペットフード協会:一般社団法人ペットフード協会
アニコム損害保険株式会社:公式|ペット保険シェアNo.1の【アニコム損保】
医療費、光熱費など、その瞬間にならないとわからない費用もありますが、できる限り、できる範囲で、四猫が天命を全う出来るようにしていきたいと考えております。