「いつもと違う」は猫からのSOSのサイン
嘔吐物について
週に2回以上吐く時は要注意
猫は毛繕いで飲み込んだ毛を生理的に吐き出すことから、「健康でもよく吐く動物」とよく言われますが、その「思い込み」で病気の発見が遅れることも。嘔吐は身体に負担がかかりますし、週に2回以上吐くようならば病気も考えられます。吐いたものや吐き方、タイミング、他の症状を観察して動物病院で相談しましょう。
食べたものがそのまま出る
食べたものが胃に到達する前に吐き戻すことを「吐出」と言います。勢いよく食べると、胃の動きが追いつかなくなって、そのまま吐くことも。たまになら問題ありませんが、頻繁に吐く場合は食道狭窄の疑いあり。
チビはこの吐出が比較的あるよね?
早食いで、かつ、大食いだからね、ご飯の際にもう少し注意深くみておくようにするよ。
胃液を吐く
透明〜白っぽい泡や液体は胃液、黄緑色の液体は胆汁です。寝起きや食前などの空腹時に、胆汁が胃に逆流してその刺激で吐くことがありますが、頻繁に吐くようならば他の病気の疑いもあります。
これは、四猫ではそれほど多い頻度はないよね?
そうね、たまにはあるけどね、気になる程の頻度ではないね。
嘔吐物に血が混じる
吐いたものの中に少量の血が混じっていたり、赤褐色〜茶色、黒色を帯びている場合は、消化管からの出血が疑われます。鮮血を吐いた場合は、肺や気管からの出血のおそれも。速やかに動物病院を受診しましょう。
よだれが出る
よだれの原因は、苦いものを飲んだ時、気持ちが悪い時、中毒、肝臓病、口内炎、脳の病気など。また、吐きそうで吐けずによだれが出ている場合は、異物を誤飲した可能性も。動物病院で緊急の処置が必要。
よだれがでている場合は相当注意が必要だね。
ご参考までに
次ニャン坊チビは、吐き戻しする頻度が多いです。
吐き戻し対策については以下投稿を御覧ください。