私は、猫との暮らしを10年しており、元々、三猫でしたが、2020年6月に一猫迎い入れて、今日現在で、四猫と暮らしております(あと、妻も1人居ます)
四猫全てが元々野良猫で、保護し、保護猫として生活を共にしております。
保護猫多頭飼いを10年している私が知り得た事や経験した事等を日々更新しております。
ブログの登場ニャン物、人物は、以下記事をご参照ください。
今回もご質問を受けましたので、そのご回答となります。
ご質問:地域猫にするにはどうしたら良いの?
家の周辺に猫が何頭か住み着いていて、かわいそうなので、時々ごはんを与えています。近所にも同じようにごはんをあげている人がいて、それならば、地域猫にできないか、という話になりました。どうすればまた、地域猫にできるのでしょうか?
ご回答
地域猫活動の目的
毎年、数万頭の猫が殺処分されています。その半数以上が繁殖制限措置のとられていない猫から生まれた子猫です。各地の自治体には、野良猫に関する苦情が数多く寄せられています。野良猫に対する考え方もさまざまで、かわいそうに思い、ごはんを与える人達とふん尿などの被害から迷惑に思う人達との間で軋轢ぐ起こり、トラブルは耐えません。
年間に数万頭も殺処分されているの??
そうなのよ。2015年度のデータでは、犬・猫合計で約8.2万頭(犬1.6万頭、猫6.7万頭)と言われているのよ。
野良猫をなくすという根本的な解決がなされない限り、この問題は解決しません。一方、動物愛護管理法では、人と動物の共生する社会の実現を図ることを明記しています。
そこで、野良猫を物理的に排除するのではなく、地域の人々の理解を得て生まれた命を守り、ゆくゆくは飼い主のいない猫を減らすという考えで行われるようになったのが、「地域猫活動」です。
地域猫の定義は明確ではありませんが、環境省の
「住宅密集地における犬猫の適正飼養ガイドライン」
では、
「地域の理解と協力を得て、地域住民の認知と合意が得られている、特定の飼い主のいない猫」
としています。
行政の支援を受け、地域との共存を図る
地域猫活動については、環境省のガイドラインのなかで、「地域猫」という項目を設けて、
現状
目的
活動
等を記載しています。
活動は地域住民のボランティアを中心にグループや組織をつくり、趣旨に賛同する住民と活動のノウハウをもつボランティア団体などとともに行われます。
さらに各自治体が協力して普及啓発に努め、活動資金の助成やガイドラインの普及などに努めます。猫問題を地域の環境問題としてとらえ、地域猫活動のガイドラインを示している自治体もあります。
具体的な活動は、決められた場所での給餌・給水や排泄物の処理と周囲の清掃、さらに猫の繁殖制限措置をとり、ワクチン接種や健康管理、飼い主探しまでと広範囲に及びます。
猫による被害なども調査し、苦情への速やかな対応にも努めることが大切です。
猫の保護活動について、以前ブログ書いてたよね??
よく覚えていたね。
TNR,TNTAについて
【TNR,TNTAについて】【四猫 多頭飼い】 - 保護猫との生活を綴ります
野良猫と地域猫の違いは?
野良猫と地域猫の違いは、その存在が地域社会から容認されることで終生にわたり保護管理され、その個体の命を全うできるかどうかです。
かわいそうだからとご飯を与える行為は、結果的に不幸な野良猫を増やす事になってしまう可能性があります。それでは周辺住民の理解を得られないばかりか、損害を与えたとして賠償責任を負う事にもなりかねません。
活動に興味のある人は、最寄りの市町村に問合せをしてみましょう。地域にボランティア団体があれば相談するのもよいでしょう。個人で活動するという選択肢のほかに、地域で仲間を募って、団体として活動する選択もあります。
保護猫の一時預かりについて
以下のブログで、保護猫の一時預かりについても書きました。
【保護猫の一時預かりについて】【四猫 多頭飼い】 - 保護猫との生活を綴ります
個人でできることはそんなに大きくないと思いますが、私自身はできることを出来る範囲で出来るだけ行ってきました。
これからも、できる範囲で出来るだけ行っていこうと考えております。