突然だけど、なぜ猫は、助走なしで、身長の何倍もの高さにまでジャンプ出来るの??
それは猫の骨格と筋肉のつくりによるものなのよ。以下にまとめてみたよ。
猫の身体のしくみ
木登り、水泳もできる
基本的には水が苦手とされている猫ですが、中には上手に泳ぐことが出来る猫も居ます。
泳ぎ方は、犬かきならぬ、猫かきです。
立ち上がる脚力
後ろ足の中足筋は前足よりも長く、スプリングのようなバネを兼ね備えています。
器用な手先
鎖骨をはじめとした骨格が他の動物よりも発達し、獲物やおもちゃを器用にもてあそぶことが出来ます。
器用な動きの秘密は骨格のつくりにあり
猫の身体は非常にしなやかで、他の動物に比べてかなり器用な動きが可能です。例えば犬には出来ない木登りをはじめ、獲物やおもちゃを前足で見事に捕らえてもてあそんだり、忍び足で音を立てずに歩いたり、後ろ足だけで立ち上がって手を伸ばしたり。
高い場所へのジャンプや着地などにも現れます。
その秘密の1つは、骨格のつくりにあります。
前足
鎖骨や前腕骨(橈骨・尺骨)が発達し、歩く以外にも捻りやつかみなどの三次元的な動きが出来ます。
後ろ足
中足骨は前足の中手骨の約2倍の長さがありますが、普段は関節を軟らかくして中腰のような姿勢を保っています。
助走なしでジャンプが出来るのは
脊椎骨がとても柔軟なことが原因です。
猫の筋肉は
白筋が多く、赤筋の割合が少ない。
時速50キロともいわれるスピードに一瞬で到達することが出来るダッシュ力を持つ一方、それを長い時間維持することが出来ません。
赤筋には、ミトコンドリアを豊富に含み、それにより、持続的収縮が可能ですが、猫はその赤筋が少ないのです。
白筋にはミトコンドリアが少なく、瞬発力が高くても有酸素運動には向かないのです。
持続力ではなく、瞬発力に特化した身体のつくりってことなのね!!
そうね、運動会も相当な速さで走ってるけど、長続きはしないのは、白筋が多く、赤筋が少ないのが原因ね。