私は、猫との暮らしを10年しており、元々、三猫でしたが、2020年6月に一猫迎い入れて、今日現在で、四猫と暮らしております(あと、妻も1人居ます)
四猫全てが元々野良猫で、保護し、保護猫として生活を共にしております。
保護猫多頭飼いを10年している私が知り得た事や経験した事等を日々更新しております。
今回、ご相談を受けたので、そちらに対しての返答を掲載します。
ご相談 野良猫を保護したいのですが…
家の近くに野良猫が居て、その野良猫を保護して、家の中で飼いたいと思ってます。実際問題、ワクチンとか色々お金が掛かるのだと思いますが、幾ら位掛かりますか?
ご相談者様はどうやら、家の近くに居る野良猫の事が気になり、寒い季節ということもあり、保護して、家の中で飼いたいとのことです。それでは私の経験をもとに返答させて頂きます。
野良猫を保護したら幾ら掛かる?
結論:2,268,000円前後
大まかに掛かるお金
・病院代
・日々のご飯代等の消費品
・トイレ砂やシステムトイレ代、おもちゃや猫関連グッズ等の消耗品
・ペット保険代
この4つになります。
猫の寿命は年々長くなってきております。人間年齢で、15年間共に生活出来たとします。
病院代
112,500円
五種混合ワクチンを、1回/1年接種×15年 五種混合ワクチン7,500円×15回
我が家では三種混合ワクチンを2度ほど接種しましたが、それ以降は接種していません。病院嫌いな猫氏ばかりなので、ストレスを与える位ならば、接種しないという選択をしています。
突発的な病気
300,000円
年に一度動物病院に連れて行ったと仮定。20000円/回として、20000円×15回
我が家で最近起きたことを例に出すと、長ニャン坊クロ、三ニャン坊さんた、は、口腔内のトラブルにより、クロ、さんた足して6万円前後の施術費用がかかりました。
日々のご飯代等の消費品
985,500円
60円×3回給与×15年
60円という価格設定については高い、安い、考え方にもよりますが、ウェットフードで総合栄養食を給与しようとすると、この位の価格設定は妥当かと。
消耗品
トイレ砂500円×2袋×180か月=180,000円
猫グッズ10,000円×15年=150,000円
トイレ砂を使ったトイレを利用する場合、一猫だと、おそらく2袋/月交換することになります。
また、猫と共に生活していくことになると、色々猫のおもちゃ等を購入したくなります。年間で10,000円のネコネコグッズを購入したと仮定してます。
猫の保険
3,000円/月×180か月=540,000円
保護した瞬間から、猫の保険に終身補償されるプランに加入した場合、およそ3,000円位が相場です。
なお、猫の保険についての投稿は、以下を合わせてご覧ください。
このほかにも、夏場は、エアコンをつけておく時間帯も長くなりますし、寒い地域ですと、冬場に暖房をつけておく時間帯も長くなりますので、電気代も人間のみの場合に比べると高くなると思います。
以前記事にもしておりますが、一般社団法人ペットフード協会の調査によると、一猫の生涯にかかる必要費用として、107万円程度としています。
私のシュミレーションと違うのは、消費費(ご飯代金)が半分程度の想定になっていました。ご飯代は、大きく上下しそうな印象です。
ご質問 猫にかかる生涯必要費用はどのくらい? - 保護猫との生活を綴ります
纏め
家の近くにいる野良猫を保護したいというお考え、お気持ちは痛いほどわかります。実際、私もそうやって四猫を保護してともに生活を始めました。
幸運なことに我が家では、妻も私も猫バカなので、猫氏にかかるお金にはそれほど執着しておらず、出来るだけ猫氏にも良い生活を送れるようにっていう考えです。
ただ、日々起き得ることが猫氏だけではなく、人間にも起き得るので、ご自身の今後15年を見据えて、判断をされてみてはいかがかと思います。
お金では買えないモノを沢山猫氏から貰えます。
ただ、お金がないと、解決出来ない問題も猫氏には起き得ますので。