毎年、10月10日になると思い出す事があります。
2010年10月10日の夕方遅めの時間でした。
1ヵ月以上前から、妻(当時は彼女でしたが)が、仕事終わってから、私の家に来る際に、
今日も居たよ、おまんじゅうみたいなのが
て言いながらやってきてました。
私の住んでたマンション近くに野良猫達が住み着いている場所があり、そこに沢山の猫が居て、子猫が4匹産まれていたのです。
クロを保護したのが、10月10日でした。
長ニャン坊クロとの出会いは以下でご覧頂けます。
10月10日は、長ニャン坊クロを保護した日
妻の連日の
”あのな、四匹もおんねん!!”
から、始まった、クロとの生活。
保護した直後は、クローゼットの奥に入り込んだり、テレビの後ろに隠れたり、と、とにかく、人間を信じていないような、人間には心を絶対に開かないぞ、みたいな、そんな日々が続いていました。

何年も撫でれなかったり、心を開かない保護猫が沢山居るから、クロももしかしたら、そんな風になっちゃうかもね・・・
って言ってたのを今でも思い出します。
私の実家にも、猫が沢山います。ただ、私は殆ど実家に帰ることもなく、もっぱら世話は妹がしていました。
自分が猫と生活を共にするのならば、絶対に、黒猫が良いって思っていましたので、これはクロの宿命であり、私の宿命だったんでしょう。
昔から、猫と言えば、黒猫でしょ!!って思ってた私は、出会うべくしてクロにであったのでしょう。
黒猫感謝の日があることは、最近知りましたが。
2021年で、11歳になったクロ
これまで大病もなく、動物病院には殆ど行きません。
たまに連れていくかかりつけ医には、全く心を開かず。
数日間、家を空けないとならなかった時に、かかりつけ医のところに預けた時、
ほぼご飯を食べず、水も飲まず、ケージの隅でじっと固まって動かない
迎えに行った際に、かかりつけ医がケージから出す事ができず、私がケージの目の前まで行ったら、ケージの奥から飛び出して私の胸に飛び込んで来た瞬間は、今思い出しても、泪が出ます。
それ以来、我が家では、私と妻が一緒に泊りがけでどこかに行くという事はやめました。
次々と、同居猫が増えていったのにも関わらず、その都度、順応して、長ニャン坊として、我が家の猫氏社会の統制を取ってくれていることに、感動しています。
保護した直後は、100均の土鍋で、丸になって寝ていたのに、今では、8キロ前後の体格にまで成長しました。
猫の平均体重が、3.6㎏~4.5㎏という事ですので、クロは倍近い大きさです。
噛み癖がなかなか治らず、私や妻の腕が血だらけってことが良くありました。夏場等、半袖になると、
???
みたいな傷の多さに、引かれたこともありましたね。
クロの噛み癖は、次ニャン坊チビを迎え入れた頃から、甘噛みを習得したようで、それ以降、血だらけの腕になる頻度は減りました。
どうやら、我が家に連れ帰った時期が良くなかったみたいです。
猫社会で、一定期間集団生活を経験することで、噛む力加減というのを覚えるそうです。
クロを保護したのは、そんな力加減を習得する前だったのだろうと思います。
噛み癖についての投稿は以下でご覧いただけます。
食についてのこだわりも、半端ないです。
気に入ってたご飯を食べなくなるっていうのは、よく耳にしますが、たった数日同じご飯を給与しただけで、そのご飯をほぼ食べなくなるなんて、聞いたときはありません。
何故なんでしょうね、未だにこの理由は分かりません。
ただ、この食へのこだわりによって、猫の食べ物について勉強するきっかけを作ってくれました。
何となくネット上で良いってされているお高めなご飯を給与しておけばよいのかとか感じることもありましたが、
お高めなフード=良いもの=どの猫も満足して食べる
っていう方程式はぜんぜん成立しないっていうことを知るきっかけを作ってくれました。
ドライフードの食べ比べについての投稿は以下でご覧いただけます。
その他、猫のおもちゃだって、色々試させてもらったり、ブラッシング道具も色々購入出来ました。
クロとの出会いがなければ、今の生活はなかったでしょう。
世界の黒猫感謝の日は違いますが、クロ感謝の日は、10月10日なのです。