保護猫との生活を綴ります

元野良猫を保護し、猫の多頭飼いしております。2010年、はやとちりから、保護猫との生活を始めた男の日々。あれよあれよ、と、二猫、三猫となり、2020年6月に、四猫となりました。猫との生活、猫の行動、猫の食べ物や病気、等等、保護猫との生活にて感動した事などを綴ってきます。野良猫として生を授かり、保護猫として命を全うしていく、四猫。2022年、都内に戸建て物件を購入し引っ越しをしました。2022年5月31日、五猫となりました。

猫の噛み癖解消法: 5つの原因と対策

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 飼い猫が突然手を噛んできて驚いたことはありませんか?

愛らしい猫が見せるこの行動、飼い主にとっては痛みを伴うだけでなく、困惑することも多いものです。

しかし、猫が噛む理由にはさまざまな要因があり、それに応じた対策を取ることで、猫との関係をより良好に保つことができます。

我が家も同様の事で、苦慮していました。

長ニャン坊となる、クロを保護した2010年から、およそ2年間、クロの本気噛みにより、私、妻の腕は、傷だらけでした。

本記事では、飼い猫の噛み癖の原因を5つに分類し、それぞれの対策について詳しく解説します。

愛猫との絆を深めるために、ぜひ参考にしてください。

 

目次

原因1: 本能的な狩猟行動

猫は生まれつき狩猟本能を持っており、噛む行為もその一環です。

飼い猫であっても、遊びの中でその本能が顔を出すことがあります。

特に、動く物体や指などを「獲物」として認識し、それを捕らえようとする際に噛むことがよくあります。

これが頻繁に繰り返されると、飼い主としては困ってしまうかもしれませんが、猫にとってはごく自然な行動なのです。

原因2: ストレスや不安

ストレスや不安が原因で猫が噛むこともあります。

引っ越しや環境の変化、新しい家族やペットの加入などが猫にとってストレスの原因となり、その結果、噛み癖が現れることがあります。

また、飼い主が知らずに猫の嫌がることを繰り返してしまった場合も、猫は噛むことで自己防衛を図ります。

この場合、猫が安心できる環境を整えることが重要です。

原因3: 社会化の不足

猫が子猫の頃に十分な社会化がされていない場合、人間との適切な接し方を学べず、噛むことでコミュニケーションを取ろうとすることがあります。

特に、他の猫や人間と接する機会が少なかった猫は、力の加減を知らずに噛むことがあります。

このような猫には、適切な社会化の機会を与えることが必要です。

我が家の場合、これが原因だったと、今になって感じています。

幼猫時に保護し、クロが社会性を身に着ける前に、親猫、兄弟猫と離れたことで、

噛みついたら痛い

という認識を持てなかったのだと思います。

原因4: 病気や痛み

猫が突然噛むようになった場合、病気や痛みが原因である可能性もあります。

口の中に問題があったり、関節炎などで身体に痛みを抱えている場合、その痛みを隠すために攻撃的になることがあります。

このような場合は、早めに獣医師の診察を受け、適切な治療を受けさせることが大切です。

原因5: 遊びの延長

猫は遊びの中で興奮し、つい本気で噛んでしまうことがあります。

特に子猫や若い猫は、エネルギーが有り余っているため、遊びが激しくなりがちです。

遊びがエスカレートして噛み癖がついてしまった場合、飼い主が適切な遊び方を教える必要があります。

これにより、噛む行動を抑制することができます。

対策1: 適切なおもちゃで遊ばせる

猫が噛み癖を発揮する原因が本能的な狩猟行動である場合、そのエネルギーを発散させるために適切なおもちゃを用意することが有効です。

特に、猫が自分で噛んでも安全な素材でできたおもちゃを使用することで、噛みたい欲求を満たしつつ、飼い主の手や家具を守ることができます。

また、狩猟ごっこを楽しめるおもちゃを使って遊んであげると、猫は満足しやすくなります。

対策2: ストレス管理を徹底する

猫のストレスや不安を軽減するためには、安心できる環境を整えることが必要です。

猫専用のスペースを設け、静かな場所にキャットツリーやベッドを配置することで、猫がリラックスできる場所を提供します。

また、日常的に猫とコミュニケーションを取り、安心感を与えることも重要です。

猫のストレスサインを見逃さず、早期に対応することで、噛み癖を予防できます。

対策3: 社会化を促すトレーニング

猫が十分に社会化されていない場合は、徐々に人間や他の動物と接する機会を増やすことが必要です。

無理に押し付けるのではなく、猫のペースに合わせて少しずつ慣れさせていくことが大切です。

また、遊びを通じてコミュニケーションを取り、噛むことなく楽しく過ごす方法を教えることができます。

適切な社会化は、猫との信頼関係を深めるためにも重要です。

我が家の場合、クロが2歳の時に、次ニャン坊となる、チビを保護し、多頭飼いになったのが良い方向へ繋がったと考えております。

チビがじゃれてクロにかみついたり、ちょっかいを出すことによって、

噛まれたら痛い=噛んだら痛い

をクロが認識できるようになり、社会性を身に付けられたのだと思います。

対策4: 定期的な健康チェックを行う

猫が病気や痛みを抱えている場合、その原因を取り除くことが最優先です。

定期的に獣医師の診察を受け、健康状態をチェックすることで、潜在的な問題を早期に発見し、適切な治療を受けさせることができます。

また、日常的に猫の行動や食欲、排泄の様子を観察し、異常を感じた場合はすぐに相談することが大切です。

対策5: 飼い主自身の行動を見直す

猫が噛む原因が飼い主の行動にある場合、飼い主自身が行動を見直すことも重要です。

猫を驚かせたり、無理に抱っこしようとする行動は、猫にとってストレスとなり、噛む原因となることがあります。

また、猫が噛んだ際には、即座に反応せず、冷静に対応することで、噛む行動を助長しないようにしましょう。

飼い主と猫の信頼関係を築くことが、噛み癖の改善につながります。

まとめ

飼い猫の噛み癖には、さまざまな原因が考えられますが、それぞれに適した対策を講じることで、猫との関係をより良いものにすることができます。

猫が噛むのは本能的な行動やストレス、病気、社会化の不足など、複数の要因が絡んでいることが多いです。

飼い主としては、まずその原因をしっかりと理解し、適切な対応を取ることが重要です。

適切なおもちゃで遊ばせたり、安心できる環境を整えること、社会化を促すトレーニングを行うこと、そして定期的な健康チェックを怠らないことが、噛み癖を改善するための基本です。

また、飼い主自身が猫の気持ちを理解し、冷静に対応することも大切です。

愛猫との絆を深めるために、日々のケアを見直し、より良い関係を築いていきましょう。