猫を追うより皿を引け・・・問題解決は視点の転換から
目次
「猫を追うより皿を引け」とは?
「猫を追うより皿を引け」ということわざ、ご存じですか?
意味は簡単。
「問題の原因を正しく捉えて、無駄な努力をせず、根本的に解決しよう」
という教訓です。
猫がごはんのお皿に夢中でイタズラして困るとき、いくら猫を追い払ってもまた戻ってきます。
そんなときは、猫を追うのではなく、
「皿を引けばいい」
つまり、原因を取り除けばいいのです。
猫を追っても追っても止まらない
この言葉を実感する場面って、意外とたくさんあります。
たとえば職場で
「雑談ばかりして集中できない部下」
にイライラして注意しても、またすぐにおしゃべりが始まる。
でもよくよく考えてみたら、業務が単調すぎて集中できないのかもしれません。
猫を追っているように見えて、実は「皿」がそこにある・・・
そんなケース、ありますよね。
ことわざに学ぶ“視点の切り替え”
「猫を追うより皿を引け」は、無駄な努力をやめ、
【視点を変える】
ことの大切さを教えてくれます。
物事がうまくいかないとき、私たちはつい
「今見えているもの」
を解決しようとします。
でも、原因はもっと別のところにあることも多いのです。
だからこそ、「なぜこうなっているのか?」を一歩引いて見る力が大事。
問題を“追いかける”より、“根っこを断つ”方が効果的だと、このことわざは語っているのです。
日常に潜む「皿を引くべき場面」
① 子どものゲーム時間が長すぎる
怒ってもやめない……。
でもその背景に「親とのコミュニケーション不足」や「外で遊ぶ場所がない」という事情があるとしたら?
ゲームを取り上げる前に、“皿”を見直してみる必要があります。
② 部下が仕事でミスを繰り返す
ミスを叱るだけでは、何度でも繰り返されます。
教え方がわかりにくい?マニュアルがない?
「皿(=環境や仕組み)」に原因があるかもしれません。
③ 自分自身がいつも焦ってしまう
忙しさのせいにしがちですが、実は「完璧主義すぎる自分」や「断れない性格」が原因だったり。
猫を追っても、気持ちは落ち着きません。
まずは“皿”を見つけることが、心の整理につながります。
我が家の猫と“皿”の話
実はこのことわざ、うちの猫たちとの暮らしの中でも“あるある”なんです。
我が家には5匹の猫がいて、よくキッチンの上に乗ってきます。
何度叱っても、目を離すと乗っている……。
そこで、原因を探ってみたら「細かい鰹節の粉」が、キッチンの流し台に付着していることに気づきました。
皿、ありました(笑)。
鰹節が出来るだけ散らからないように、、と、片付けたら、キッチンに乗る頻度が明らかに減ったんです。
「叱る」だけではダメ。
“そもそも何が目的でそうしているのか”を見ることの大切さを、猫たちから学ばされた気がしました。
問題はどこにある?行動の意味を考える
このことわざの本質は、**行動そのものではなく、その“動機”を見る**という視点です。
人でも動物でも、何かをするときには「理由」があります。
そこに目を向けることができれば、対処方法は変わってきます。無駄に怒ったり、振り回されたりせず、冷静に「皿」を引くという手段が見えてくるのです。
おわりに:賢く動くためのヒント
「猫を追うより皿を引け」
これは、ただの動物に関することわざではありません。
人間関係、仕事、子育て、そして自分自身のことにも当てはまる、深い知恵です。
何かがうまくいかないとき、ムリに力で解決しようとせず、「視点を変える」。
それだけで、驚くほど状況が変わることもあるのです。
今日から、あなたのまわりの“皿”にちょっと目を向けてみませんか?