「猫を被る」とは?猫好きが知っておきたい日本語の奥深さ
猫と暮らしていると、時々
「うちの子、知らない人が来るとではおとなしくしてるのに、それ以外の時は暴れん坊で…」
ということはありませんか?
そんな時、ふと頭に浮かぶ言葉が「猫を被る」。
この記事では、猫好きなあなたのために、
「猫を被る(猫被り)」
という言葉の意味や使い方、そして実際の使用例まで丁寧にご紹介します。
人間社会における「猫を被る」と、実際の猫の行動を重ねながら、その奥深さを一緒に楽しんでみましょう。
目次
猫を被る(猫被り)とはどういう意味?
「猫を被る」とは、
「本性を隠しておとなしく見せる」
「自分の素の性格を見せず、いい子ぶる」
という意味の日本の慣用句です。
特に、人間関係の場面でよく使われる表現で、「猫を被っている人」というと、控えめでおとなしそうに見えるけれど、実際は全然違う顔を持っている、というニュアンスになります。
つまり、猫好きが知っている「猫の本性」に通じるものがある言葉なのです。
言葉の由来と猫らしさ
猫のイメージとことわざのつながり
猫は一見すると、おとなしく、静かに寝ている印象がある動物です。
でも、実際に飼ってみると、運動会のように走り回ったり、突然激しく甘えたりと、感情のふり幅がとても大きいですよね。
このギャップこそが、「猫を被る」ということわざの元になっています。
歴史的な背景
この言葉は江戸時代頃から使われていたとされており、当時から猫は愛玩動物として人気がありました。
「おとなしくて可愛い」
という印象をうまく利用し、人間が自分をよく見せようとする様子を
「猫のように装う=猫を被る」
と例えたのです。
「猫を被る」が使われる場面
1. 新しい人間関係の中で
たとえば、新入社員が職場で最初はとても礼儀正しく、静かにしているものの、しばらくすると本来の性格が表に出てくるような場合。
「最初は猫を被っていたけど、今は本性丸出し」
と言われることがあります。
2. 恋愛・婚活の場面
お見合いやデートなど、第一印象が大切な場面では、誰でも少しは
「いい人に見られたい」
と思うもの。
その結果、普段の自分とは違う一面を見せることになりがちです。
これも「猫を被る」状態です。
3. 家庭と外で性格が変わる人に
外ではニコニコして優しい印象なのに、家ではワガママ放題だったり…。
そんな人に対して、
「あの人、外では猫を被ってるよね」
と言われることがあります。
使用例:こんなときに「猫を被る」
例文1:新入社員の場合
入社したばかりの頃は、彼はまるで猫を被ったようにおとなしかったけど、半年経った今ではすっかりムードメーカーだね。
例文2:恋愛の場面で
彼女、付き合う前は料理好きって言ってたけど、今じゃ全然作らないよ。あれは完全に猫を被ってたな。
例文3:家庭でのギャップ
ママ友の中では上品な奥さんって評判なのに、旦那さんは「外では猫を被ってるだけ」って言ってたよ。
まとめ
「猫を被る(猫被り)」という言葉は、猫好きにとって親しみやすく、かつ人間の本性を見抜く視点を持った面白い表現です。
この言葉の背景には、猫という動物が持つ「内と外のギャップ」があり、人間社会においてもその特徴が当てはまる場面が多くあります。
猫を被ることが悪いとは限りません。初対面の印象を大切にしたり、場の空気を読むための一時的な「仮の姿」として使われることもあります。
でも、猫好きの私たちとしては、やっぱり「うちの子」のように、気ままだけど本音で生きてる姿の方が魅力的に見えるかもしれませんね。
猫も人も、本音を出せる場所があるって、きっと幸せなことです。