猫のご飯、キャットフードの食べ比べについて、私のブログでは数多く投稿してきました。
2021年7月24日現在で、猫の食べ物についての投稿は、54記事にも及びます。
その中の殆どは我が家の四猫に給与したレビューになっています。
猫の食べ物についてのカテゴリーは以下でご覧いただけます。
多くの猫のご飯を見比べていて、そして、猫の栄養学についての本を読んでみて、
猫のご飯、キャットフードは、特にたんぱく質と脂質の量に注目する必要がある事が分かりましたので、今回はそちらを纏めてみたいと思います。
猫のご飯 キャットフードを選ぶときは、たんぱく質と脂質の量に注目してみましょう
たんぱく質も脂質も過不足なく摂取するのが重要
猫のご飯、キャットフードのパッケージには、
・たんぱく質
・脂質
・粗繊維
・水分
等の割合が表示されています。このうち特に注目したいのが、たんぱく質と脂質。
猫は厳格な肉食なので、雑食の人間や犬に比べて多くのたんぱく質が必要です。
健康な成猫なら、猫のご飯中に最低でも30%以上(水分を除いた乾物での割合)必要です。
ただし、たんぱく質は必要以上に摂取すると老廃物の量が多くなり、その処理をする腎臓や肝臓に負担がかかってしまいます。
たんぱく質が多い=良いフード
ということではないという事です。
例えば高齢の猫は、気付かないうちに慢性腎臓病を発症している可能性があります。
高たんぱくの猫のご飯、キャットフードを給与し続けていると、病気の進行スピードを速めてしまう事もあります。
目安とかそういったものはないの?
そう言われると思ったので、表にして纏めてみたよ。
猫に必要な栄養素の推奨量
健康な成猫の場合、たんぱく質は45%以内が推奨されていますが、シニアネコならば、35%以内が無難とされています。
一方、脂質は健康な成猫なら10~30%(乾物での割合)が推奨されています。脂質が多くなると嗜好性が高くなる傾向になりますが、肥満のリスクも高くなるので、注意が必要です。とくに、ぽっちゃり系の猫には、脂質の多い猫のご飯、キャットフードを給与しない方が良いとされています。
ただし、脂質はエネルギー源になるほか、生体の構成成分になり、生体の機能を維持する役割にもなります。
特別な理由がない限り、低脂質の猫のご飯、キャットフードを猫に給与する必要はないとされています。
我が家で給与している猫のご飯、ドライフードはどうなっているか、確認してみた?
その指摘も来ると思ってたので、チェックしてみたよ!!
猫のご飯、キャットフードのパッケージに各栄養素量が記載されています
我が家で給与している猫のご飯、ドライフードですが、以下の2つとなっています。
ROYAL CANIN エイジング12+
ROYAL CANIN エイジング12+のたんぱく質量:28%以上
ROYAL CANIN エイジング12+の脂質量:17%以上
ROYAL CANIN エイジング12+の脂質量がちょっとだけ、推奨量に満たないけど、そこまで足りないわけではなさそうなので、このまま給与してみます。
四ニャン坊たかんぼのメインディッシュの、モンプチカリカリはどうだった?
Mon Petit モンプチ 5種のフィッシュブレンド
Mon Petit モンプチ 5種のフィッシュブレンドのたんぱく質量:31%以上
Mon Petit モンプチ 5種のフィッシュブレンドの脂質量:15%以上
また、各栄養素量の中で、炭水化物の割合にも注目するべきだという記述を沢山見かけました。
猫は炭水化物(糖質)の消化が苦手です。ただ、猫のご飯、キャットフード中の割合が35%以内なら問題なくエネルギー源にできるとされています。
猫のご飯、キャットフードのパッケージに、炭水化物量は記載されていないこともありますので、以下の計算で算出することが出来ます。
これで計算、算出できます
ROYAL CANIN エイジング12+炭水化物量=100-28-17-5.4-5.8-6.5=37.3
Mon Petit モンプチ 5種のフィッシュブレンド炭水化物量=100-31-15-2.5-9-12=30.5
ロイヤルカナンは、脂質量と炭水化物量が若干・・・だね。
とあるサイトで、
日本に流通しているキャットフード500製品を調査したデータがありました。
以前から何度か投稿している、グレインフリー、無添加のドライフードも比較してみます。
さすがに、グレインフリー、無添加と謳われている猫のご飯、キャットフードは、標準値の中に数値が収まっていますね・・・
食べる・食べない、の基準、判断材料にはなりそうにないね・・・
猫の一日の中でもメインイベントであろう、
ご飯の時間
ご飯についての探求は間違いなく、愛猫の為になると感じています。
ただ、成分等を色々比較しても、実際に食べてくれるか、食べないか、は給与してみないと判断出来ないのが、難しい所です。
お試しで給与出来る、bauwawは、そのうち試してみたいと思っています。
bauwawについての投稿は以下を御覧ください。
グレインフリー、無添加の猫のご飯の我が家でのランキング記事は以下を御覧ください。