猫の病気に多い、心筋症
猫は何歳でも心臓病になり得ますが、猫年齢で6歳を超えたあたりから発病することが多くなります。
心臓病の猫に多い、心筋症は完全に治すことは出来ませんが、投薬を中心に治療をし、予防に努めていく必要があります。
以前投稿した、猫が亡くなってしまう原因の第4位になっている、心臓病。
タウリンを効果的に給与することで、心筋症を予防していきたい。
タウリンを給与することで猫の病気に多い、心筋症を予防する
心筋症とは?
心筋症にかかると心臓のポンプ機能が弱くなります。
そのため、肺の中に水がたまる肺水腫や胸周辺に水がたまる胸水といった合併症を引き起こします。
呼吸困難や後ろ脚の麻痺・脱力、前触れもなく急に失神するといった重篤な症状が現れることがあります。
心筋症 ポイント その1
毎日の様子を観察していても早期発見が難しい!!
動きたがらない
疲れやすい
呼吸があらい
舌や歯肉が青紫色
咳
食欲不振
やせる
等のサインがみられる事もありますが、何の兆候もなく突然重い症状があらわえる場合もあります。
心筋症 ポイント その2
立てなくなったら要注意!!
血流が滞ると、血栓(血のかたまり)ができやすくなり、後ろ脚の麻痺や脱力を起こします。
血流とともに血栓が全身に運ばれると、猫の場合は動脈の分岐部分が詰まる動脈血栓塞栓症になり、四肢ではとくに後ろ足の麻痺や脱力が見られ、立てなくなります。
心筋症 ポイント その3
投薬治療で負担を減らす!!
心筋症を完全に治すことはできないものの、投薬で心臓の負担を減らすことは出来ます。
血管を広げて血圧を下げ、心臓の負担を軽くする血管拡張薬
おしっこの排出により水分量を減らす利尿剤
心筋の収縮力を高める強心剤
心臓の心拍数を整えるβ遮断薬
などがあります。
タウリンを給与するのは?
総合栄養食と表示のある猫のご飯には、タウリンというアミノ酸が加えられています。
このタウリンは、心筋症の発症を抑えることがわかっています。
タウリン単体での薬もありますので、それをご飯に混ぜることも可能です。
タウリンについての詳細投稿は以下を合わせてご覧ください。
錠剤タイプのサプリや、パウダータイプのもの、色々とありますね。
我が家の愛猫も全猫、6歳を超えていて、普段給与しているご飯に、タウリンが含まれているのかどうか、を都度チェックしています。
効果的に手軽にタウリンを給与したい方は、以下も合わせてご覧ください。
愛猫がいつまでに健やかな日々を過ごせるように。