気づいたら、当たり前になっていた距離。
猫と暮らす中で、その変化に、はっきりとしたきっかけはありませんでした。
最初は、少し遠い存在だった
一緒に暮らし始めた頃は、今のような距離感ではなかった気がします。
近づけば離れ、視線を向ければ逸らされる。
触れようとすれば、少しだけ警戒される。
そんな関係から、少しずつ始まっていきました。
気づかないうちに、変わっていった距離
時間が経つにつれて、その距離は少しずつ変わっていきます。
同じ空間にいることが増え、気づけば視線を感じるようになり、そして、ふとした瞬間にそばにいる。
呼んでも来ないけれど、離れるわけでもない。
そんな距離が、いつの間にか当たり前になっていました。
近づく瞬間も、増えていった
さらに時間が経つと、その関係にもう一つの変化が現れます。
膝に乗ってくるようになったり、移動するとついてくるようになったり。
これまでにはなかった“近さ”が、自然と増えていきました。
無理に距離を縮めたわけではなく、気づけばそうなっていた、という感覚です。
変わらないようで、確実に変わっている
毎日を過ごしていると、その変化に気づきにくいものです。
けれど、ふと振り返ってみると、最初の頃とは明らかに違う関係になっている。
距離を取ることもあれば、近づいてくることもある。
そのどちらもが自然で、無理のない関係。
猫との暮らしは、そんなふうに、少しずつ形を変えていくのかもしれません。
猫は、ずっと見ている
このシリーズの最初に感じたこと。
猫は、人のことをよく見ている。
その印象は、今も変わっていません。
むしろ、時間が経つほどに、その“見ている”という感覚は強くなっている気がします。
行動を覚え、タイミングを理解し、距離を選び、そして時にはついてくる。
その一つ一つが、関係の積み重ねなのだと思います。
気づいた時には、もう変わっている
距離を縮めようと意識したことは、ほとんどありません。
けれど、気づいた時には、もう距離は変わっている。
それが、猫との暮らしの不思議なところです。
急に変わるわけではないけれど、確実に変わっていく。
そして、その変化はとても自然で、心地よいものです。
この距離で、これからも
近すぎず、遠すぎず。
必要なときに、自然とそばにいる。
そんな距離感を、これからも大切にしていきたいと思います。
猫との暮らしは、きっとこれからも、静かに少しずつ変わり続けていくのでしょう。
気づき系シリーズ 完