2022/07/26 あいにくの雨です。
次ニャン坊チビの4度目の手術の日となりました。
リンパ腫は、転移、再発を繰り返す
と、1度目の手術を行う際に執刀医から説明がありました。
チビの首元にビー玉くらいのシコリを見つけたのが、2021年8月の事でした。
その後、執刀医の説明通り、転移、再発を繰り返しています。
我が家では、外科的処置を行い、放射線は行わず、投薬も行っていません。
猫の癌に効果が期待出来ると言われている2つのサプリを、1度目の手術の後から給与し続けています。
給与していたからこの程度の転移で済んでいるのか、効果がないから転移しているのか、それは分かりません。
ただ、飼い主として、出来る事があれば、出来る事を知ったのであれば、それを実行する、そういった日々です。
【猫のリンパ腫】次ニャン坊チビ、4度目の手術
以下いつものように時系列です。
2022/07/26 6時10分
私が家を出る時間です。何か察しているのか、珍しく、玄関でチビが待っていました。
4度目の手術、頑張ってな!
と話しかけ、出掛けます。
この時間ですが、妻はいつもいってらっしゃいを玄関で言ってくれます。
2022/07/26 10時40分頃
妻からメール
タクシーで行くと必ず渋滞する地点があるから、今日はバスでいきました。
今日は、雨と言うこともあり、いつものように、タクシーが呼べるアプリ GO《ゴー》 を使ってタクシーに乗ったのかと思いきや、バスを乗り継いで病院へ行ったようです。
メールは続きます。
腫瘍はいくつかあるけど、いずれも表層付近なので、それほど傷がひどくはならないと思うので、飼い主さんの負担も考慮して、なるべく本日の退院ができるようにしますって。
その場合18時くらいの退院だって。
手術は12時半頃から。
と。冒頭の単語が気になります。
幾つか腫瘍がある?
前回の検診では、1つだけ発見出来たのですが、複数あるというのは、前回の検診時には見つける事が出来なかったのか、はたまた、この1週間程度で、転移増殖したのか?
執刀医が、執刀前に、触診にて発見したようです。
表層付近に、3つ程腫瘍があるようです。
2022/07/26 12時20分
妻からメール
麻酔が始まりました。
と。
1年のうちに今回で4回目の外科的処置となります。いつも思う事ですが、何度も手術を受けさせる事を、チビが望んでいるのか、飼い主のエゴを押し付けていないか、と思います。
1日でも長く、チビには我が家に居て貰いたい、と切望していますが、度重なる手術、チビはどう思っているのでしょうか。
悩ましいです、ホントに。
2022/07/26 13時前
妻からメール
CTしたけど、表面以外に結構深いとこに再発してる。今日は取れるとこだけとります。深いとこは手が出せない。悪性度は、高い!
と…
仕事で客先へむかっている途中の私。
妻からのメールを受け取った際、目の前が暗くなりました。
お世話になってる執刀医には、全幅の信頼を置いています。その執刀医ですら、CTで見つけた深い部分にある腫瘍には手が出せない、ということです。
覚悟を決める時期が近づいてきているように思います。
こういう時、妻の方が冷静です。
妻からメールが続きます。
まだ、大丈夫。今取れるとこだけとってもらう。あとは、穏やかに暮らしながら、共存するしかないね。
と。
何歳になったとしても、その命が尽きる際に、
まだ早い!早すぎるだろ!
て思うんだと思います。
【死】という事態に私はあまり耐性がないように思います。
でも、私が、下を向いてばかりだと、それがチビに伝わってしまうでしょう。
なので、とにかく、前を向いて、前を向いて。
2022/07/26 14時前
妻からメール
手術では手の届かないとこにもいくつか転移がみとめられるとのこと。これ以上は外科的手術は不可で、やるなら放射線治療だって。
でも、劇的効果は期待できないし、猫への負担も大きいから、少しご検討くださいって。
先生も「飼い主さんが、どんなにお金がかかってもやれることは全部したいというなら」という前置きの話だったよ。
で、もし、放射線治療をしたいなら、執刀医の出身の大学で、今でも権威があるみたいだから、枠をとりますよって。
そこら辺の病院だと、枠がなかなかなくて治療ができないからって。
今日は18時くらいに退院できるみたい。
と。
放射線治療・・・
また、新たな言葉が出てきました。
人間の場合でも、癌治療の際に
放射線治療
を行う、という選択肢があるのは知っています。
今回の外科的処置にて対応出来ない部分に認められる癌に対抗するには、もう
放射線治療
しか残っていないようです。
放射線治療について、ググっていた際に、冒頭に挙げた
何回も手術して、それは、飼い主のエゴじゃあないのか?
に対して、心が晴れるような記述を見つけました。
何にせよ、猫と生活を始めた時から、飼い主のエゴを猫に押し付けているんですよ。大切な事は、愛猫が最後を迎えた時に、後悔しないかどうかを決めていくんです。
と。
確かに、チビ含め、我が家に迎え入れた猫は、全て元々は野良猫でした。
保護しなければ、もっと早い段階でこの世からは居なくなっていたでしょう。
放射線治療を選択するか、しないかは、ちょっとだけ時間を掛けて、我が家にとってどの選択肢が良いのか、を決めていきたいと思います。
とにかく、前を向いて。前を向いて。
入院せず、かえって来れました、チビ。
さすがに一日病院に居たら、お疲れね。