猫と人が心地よく暮らすための掃除術とは?『猫がよろこぶ掃除・片づけ』感想レビュー
猫と暮らす家を、もっと快適に、もっと清潔に保ちたい。
そんな飼い主さんにぜひ手に取っていただきたいのが
『猫がよろこぶ掃除・片づけ 手早くササッとラクにすっきり!』
(著:藤原千秋/監修:今泉忠明)。
本記事では、本書を読んで感じたおすすめポイントを5つに絞ってご紹介しながら、感想を綴っていきます。
目次
- 1. 掃除は「猫目線」で考える
- 2. 猫にとっての「清潔」とは
- 3. 猫の習性を知って片づけが変わる
- 4. 多頭飼いに役立つゾーニング術
- 5. 飼い主の負担を減らす工夫満載
- まとめ:掃除も片づけも、猫との愛のカタチ
1. 掃除は「猫目線」で考える
本書で何より印象的だったのは、あらゆる掃除や片づけの基準が「猫の視点」で組み立てられているということ。
人間にとって快適であるだけでなく、猫にとっても安全でストレスフリーな空間づくりが大前提になっているのです。
たとえば、床の材質や使う洗剤、掃除機の音やタイミングなど、
「そこまで気にするの?」
と思っていた部分が実は猫にとって大きな影響を与えていることを知りました。
猫が安心できる場所を残しながら掃除をする──その発想が、わが家でも役立っています。
2. 猫にとっての「清潔」とは
人間の「キレイ」と猫の「快適」は、必ずしも一致しません。
本書では、猫が嫌がる臭いや刺激についても詳しく解説されており、
「ここは猫が好む匂いを残していい場所」
「ここは徹底的に除去すべき場所」
といった“住み分け”の考え方が提示されています。
猫の嗅覚は非常に敏感。
芳香剤の香りひとつとっても、猫にとってはストレスになる可能性があります。
猫と暮らすうえで、無臭=正義という考え方が腑に落ちました。
猫の嗅覚に関しては、以下でまとめております。合わせてご覧ください。
3. 猫の習性を知って片づけが変わる
猫の
「隠れる」
「高い所に登る」
「毛をまき散らす」
などの行動を前提に、家具の配置や収納方法を見直すアイデアが豊富に紹介されています。
とくに参考になったのは、
「猫の抜け毛は空気の流れに乗って意外な場所にたまる」
という視点。
エアコンやカーテンレールの上、テレビの裏など、普段見落としがちな場所のチェックポイントが明示されており、実際に掃除してみると驚くほどのホコリと毛が……。
猫の習性を知ることが、結果として住まい全体の快適さに直結するのです。
4. 多頭飼いに役立つゾーニング術
我が家のように猫が5匹もいると、それぞれの猫が落ち着ける場所や、ケンカを避けるための「ゾーニング」が必要になります。
本書では、多頭飼育の場合の空間の工夫や、猫同士の相性を考慮した家具配置のポイントも紹介されており、実践的な知恵が満載です。
「猫部屋」と「共用空間」を分ける考え方や、ケージの活用法、個別トイレの配置など、猫のストレスを減らすアイデアが豊富で、多頭飼い家庭には特にありがたい内容でした。
5. 飼い主の負担を減らす工夫満載
「猫のためにやってあげたいけど、正直掃除がつらい……」
と思う日もありますよね。
本書は、飼い主の心理にもやさしく寄り添ってくれます。たとえば
「時間を区切ってやる」
「ついで掃除を意識する」
「お気に入り掃除道具を見つける」
といった、小さな習慣づけのヒントが多数紹介されています。
中でも、フローリングワイパーに猫の毛を集めやすいシートをつけて毎朝ひと拭きする習慣は、今ではすっかり我が家の日課です。
結果として、猫との生活もぐっと楽になります。
まとめ:掃除も片づけも、猫との愛のカタチ
『猫がよろこぶ掃除・片づけ』
は、ただの家事本ではありません。
猫を思う気持ちが、行動に変わり、空間に変わる。掃除や片づけが“猫への愛情表現”になるという新しい視点をくれる一冊でした。
家の中を清潔に保つことで、猫たちがのびのびと過ごせる環境が整うだけでなく、飼い主自身の気持ちもスッキリ。
心地よい共生のために、この本は何度でも読み返したい、暮らしのバイブルです。
猫がよろこぶ掃除・片づけ