猫と一緒に暮らす場合、人にも感染する病気にどのようなものがあるのか、知っておくほうが良いでしょう。
猫との過剰な接触は、感染症リスクを高める原因にもなります。
人と猫、種の違いを超えて一緒に暮らすからこそ、適切な距離を保つことが大切です。
猫から人に感染する恐れのある主な病気
※ 猫引っかき病
※ パスツレラ症
※ 皮膚糸状菌症
それぞれを詳しくみていきます。
回虫症
猫の排泄物などにある回虫の卵が、人の口から体内に入り感染する。
回虫症の症状
視神経や中枢神経に入り、視力障害・脳炎を起こす可能性があります。
回虫症の予防
定期的に猫の駆虫を行う事。また砂場にも卵がある可能性があるので、子どもの砂場遊びのあとは必ず、石鹸で手洗いをする。
猫ひっかき病
猫に引っ掻かれたり、噛まれたりすることで感染する。
猫引っかき病の症状
傷口の痛み、発熱、リンパ節の腫れ等。
猫引っかき病の予防
猫の爪先をこまめに切っておく等ケアが必要。
パスツレラ症
猫ひっかき病と同様に、猫に引っ掻かれたり、噛まれたりすることで感染する。
口を舐められることで呼吸器系への感染の可能性もあり。
パスツレラ症の症状
化膿やリンパ節の腫れ、呼吸器系への感染の場合、肺炎、気管支炎になる恐れも。
パスツレラ症の予防
猫引っかき病の予防と同様の対処と、猫とのキス・食べ物の口移しはしないこと。
皮膚糸状菌症
皮膚糸状菌というカビによる皮膚病で、菌を持っている猫との接触で感染する。
皮膚糸状菌症の症状
皮膚に円状の赤みや水ぶくれができ、かゆみを伴う。
皮膚糸状菌症の予防
湿った環境だと菌が繁殖しやすくなるので、通気性をよくすること。
新型コロナウイルスについてですが、過去何度か投稿してきました。
今のところ、人間から猫への感染例は数例ではありますが、発表されています。
が、猫から人への感染は確認されていないようです。
ただ、一時期、デマのような形で、
野良猫から人へ新型コロナウイルスが感染
みたいな事も広まりかけました。
正しい情報をどうやって入手するのか、は、現代の課題だろうと感じています。
新型コロナウイルスと猫についての投稿は以下を御覧ください。