私は、猫との暮らしを10年しており、元々、三猫でしたが、2020年6月に一猫迎い入れて、今日現在で、四猫と暮らしております(あと、妻も1人居ます)
四猫全てが元々野良猫で、保護し、保護猫として生活を共にしております。
保護猫多頭飼いを10年している私が知り得た事や経験した事等を日々更新しております。
猫の健康診断、定期検診について
愛猫の体調の変化に気付けるのは飼い主だけなので、自宅での健康チェックはとても大切です。けれども本当に健康かどうかは、見た目だけではわかりません。
動物病院で定期的に専門的な健康診断を受けて、症状が出る前の早期発見で病気を予防。今の健康を維持して安心を手に入れましょう。
健康診断、定期検診を受ける目的
健康診断、定期検診を受ける目的は、大きく2つの目的があります。
ひとつは病気を早期に発見し、重症化する前に治療などの対策を講じて、猫の負担を減らす事です。
もうひとつは、健康な時の数値をとること。若い頃からの健康なデータが蓄積されれば、異常や加齢による変化にも気づきやすくなります。
猫の健康診断、定期検診の頻度は?
人間の場合、会社員であれば、年に一度の健康診断を求められます。私も会社員なので、今の時期に健康診断を受けるように会社から指示を受け、イヤイヤながら受診しております。
猫の健康診断、定期検診は誰かにとやかく言われることはありません。
猫は人間の4倍の速さで歳を取ることを考えると、1年に一度の頻度でも猫年齢にすると、4年に一度になります。その点を考えると、半年に一度程度健康診断、定期検診をするのが良いのではないか、と言われております。
猫の健康診断、定期検診の内容は?
血液検査:血液を採取して身体のさまざまな情報を得る
採決をして調べます。赤血球、白血球、血小板などの数を測定する「血液学検査」と血糖値、肝機能や腎機能の数値など血液中の成分を調べる「血液化学検査」があります。
なお、血液検査についてもう少し細かく書いたブログは、以下をご覧ください。
超音波検査:超音波の跳ね返りで臓器の内部構造を確認する
胸部や腹部に超音波を当て、そこから返ってくるエコーを画像化して診断します。心臓の動きや腎臓や膀胱、肝臓、胃、腸管などの状態をその場で細かく確認できます。
レントゲン検査:X線を照射して内臓の大きさや位置を確認
心臓をはじめとする各種臓器の大きさや位置、骨の形や状態などを確認します。胸水や腹水の状態も確認できます。一般的に縦と横からの2方向で撮影します。
尿検査
血尿や尿糖、尿の比重などを検査。尿を持参するか、病院で採尿します。
糞便検査
顕微鏡で便を確認し、寄生虫の有無や腸内細菌などを確認します。便は持参してもよいです。
心電図検査
身体に電極をつけて心臓の動きを確認します。不整脈の発見に効果的です。
SDMA(腎機能マーカー)
2016年に始まった新しい血液化学検査のひとつ。腎機能低下40%という早期の段階での発見が可能になります。
甲状腺機能検査
甲状腺ホルモンを測定。高齢猫に多い甲状腺機能亢進症の早期発見に役立ちます。
猫の健康診断、定期検診の値段は?
動物病院により、値段はさまざまなのが実情です。同じ検査でも、動物病院によって金額が大きく違っているという事もよく耳にします。以下は参考価格で目安の一つにしてみてください。
猫の血液検査の値段:血液学検査・・・2,000円 血液化学検査・・・3,000円~5,000円
超音波検査・・・2,000円~5,000円
レントゲン検査・・・3,000円/枚 縦と横の2枚を撮影するのが一般的なので6,000円
尿検査・・・1,000円~2,000円
糞便検査・・・500円~1,000円
心電図検査・・・3,000円~5,000円
SDMA・・・2,000円~3,000円
甲状腺機能検査・・・10,000円~12,000円
猫の健康診断でかかる費用は?
細かく値段を出してみましたが、上記全てを受診するとなると、相当な金額になるのがわかります。
かかりつけ医と相談をし、一般的に実施されている検査を行い、そのうえで気になる数値がある項目に関しては、オプションとしてプラスするというのが一般的な考え方のようです。
なお、加入しているペット保険にもよりますが、健康診断はペット保険適用外になることがほとんどのようです。加入されているペット保険を確認しておきましょう。
猫の保険については以下を御覧ください。
事前申し込みを行っておくと安心かも?
ご存知ですか?獣医さんの往診予約サービスがあることを。
ジュイクル公式サイトは以下です。
ジュイクルについて調べたことを書いておりますので、以下も合わせてご覧ください。
人間同様、猫も健康なうちに、対策を講じておくことが大切です。
あの時ああすれば良かった・・・という後悔を出来るだけしないように。