主な猫公認団体
世界各地に現れた美しい猫たち。それらをこの日本でも愛でることができるのは、キャットクラブと呼ばれる猫愛好家たちの努力による。1871年イギリスで世界で初めての正式な「キャットショー」が開催され、猫種についてのスタンダード(審査基準)が定められた。これを機に猫の血統が後世に受け継がれることになる。
現在、純血種の管理団体は大小いくつも存在しているが、公認されていない品種や毛色など、団体ごとに規定が多少異なっている。世界的規模の「CFA」や「TICA」などで発行される血統書には、基本的な情報以外にも両親や祖先のショーの受賞歴までも記載され、由緒正しき猫種の証しとなっている。
インターネットの発達で個人と猫品種との出会いが容易になった今、血統書と管理団体の存在がますます重要になっている。
CFA:THE FANCIER'S ASSOCIATION,INC
1906年創立の世界最大の登録団体。米国、カナダ、南米、ヨーロッパ、日本など全世界に支部を構える。健康促進を目指して品種改良により遺伝的な欠陥を排除。純粋な血統を重んじ、猫の品種やカラーなどの審査基準が厳しい。
GCCF:Governing Council of the Cat Fancy
1910年設立のイギリスを代表とする猫血統登録団体。毎年11月に大規模なキャットショーを開催。多くの血統猫を登録しており、南アフリカ、ニュージーランド、オーストラリアに支部がある。
FIFe:FEDERATION INTERNATIONALE FELINE
1949年設立、パリで初めてのキャットショーを開催。フランスから始まりヨーロッパの多くの国のクラブが参加する欧州最大の猫血統登録団体。現在は南米、アジアにも会員が広がる。
TICA:The International Cat Association
1979年に設立された純血種及び家庭猫(ハウスホールドペットキャット)の世界最大の血統登録期間。北米を拠点にした自由度の高い団体で、新種の認定に積極的で実験的な試みをする。日本に支部がある。
また、純血種にこだわらない場合は、是非、野良猫を保護し、保護猫としてともに生活をしてみるのをオススメします。以前、保護猫に関しての記事を書きましたので、あわせてご覧ください。