2021/09/04に、妻と共にセカンドオピニオンを聴きに行き、
2021/09/07に、妻がチビを連れて診察をしてもらいました。
今までのチビのシコリについては以下投稿を御覧ください。
結果として、
2021/09/14 手術をすることになりました。
腫瘍専門の担当医の方だったとの事で、腫瘍関連の知識、経験は抜群にあるような印象を受けたとの事。更に、知識とか、経験のみならず、
手術時は、飼い主さんに立ち会いしてもらうのが当院の方針
との方針にいたく感動したようです。タイムリーですが、たまたま見てたTwitterタイムラインで、こんな投稿がありました。
猫は一緒に診察室に。 pic.twitter.com/CbhGVTOgPm
— 箱猫ビク (@2OgsSkzzZ2MUtfK) 2021年9月2日
たしかに、自分自身に置き換えたら、日本語が通じない国にいきなり連れて行かれて、理解出来ない言語でああだこうだ言われ、麻酔かけられて、気付いたら、知らない人に囲まれて…てのは、精神的にダメージを受けますね。
今回施術をしてもらう病院は、この事を理解しているようです。
手術は長時間になりますので、開始から終わりまで立ち会うのではなく、麻酔が切れて、目覚める頃から立ち会いをすれば良いとの事です。
次ニャン坊チビ、再度診察してもらう
以下は、担当医からの説明です。
妻が文字起こしをしてくれましたので、そちらを掲載します。
※※※※※※
検査には限界がある。細胞もCTも限界があり、CTを見たが、
- リンパ節の可能性
- 甲状腺ともくっついているし
- 唾液腺の可能性
担当医としては、「CTを見た時、唾液腺かなぁ」と感じた。
かかりつけ医のところでの細胞検査で、粘液が出てる、とあったので、唾液腺の可能性あるなぁ・・・と感じた。
リンパ節、甲状腺、唾液腺、それぞれ全て近い所にあるから、今回のシコリは唾液腺とくっ付いているのは間違いない。
それ以外は、体成器の遺残物
(胎児の頃に身体のどこかに組織が残ってしまうとそれが腫瘍化する場合がある)
リンパ節でも甲状腺でも唾液腺でもなく、体成器の遺残物の可能性もある。
例えば、腎臓の中に出来ていれば、「腎臓」ですと言えるが、腎臓の横に出来た場合、腎臓から出来たものなのか、周りから出来て腎臓にくっついたのかはわからない。
そういう意味で、検査には限界がある。細胞の検査もしかり。
ただ、この所見だと内部が液体のような所見もあるので、へんに傷つける生体検査をすると、液体自体をぐちゃぐちゃにしてしまうかもしれないから、方向性としては
手術をしてシコリを全部取ってしまう選択肢は十分に有効だと考えられる。
無気肺に関して、術後呼吸が止まる原因にはなりにくい。
しいて言うと肥満が要因かと。
麻酔が脂肪に溶け込み、時間差で脂肪からかえってくる場合がある。
肥満の猫にはそういうリスクがあるが、無気肺はそれほどリスクではない。
こちらが無気肺だということを分かっているのであれば、対応も出来る。
今シコリは気管を圧迫しているわけではない。
ただ、圧迫はしていないが、底部が気管にくっついているなどは、あるかもしれない。
それはCTではわからない。
圧迫はしていないが、接してはいる。そしてそのシコリが今後、気管にくっついて影響を及ぼすモノかどうか、と聞かれると、それは手術をしてみないとわからない。
触診をする限り
(手術するまで触診が出来る部分にあるというのは大事な所見になる)
まわりの筋肉とはくっついてはいるが、気管とは離れているから、手術は出来ると思う。
ただ、それが、悪性腫瘍ならば、再発、転移、このシコリ自体がどこかからかの転移の可能性もある。
麻酔のリスクは無いとは言えないが、手術は可能
(手術の際には立ち合い、付き添いが必須)
ここまででの選択肢としては、
- 生体検査を入れ確定診断をつけて手術(スタンダードな流れ)
- 腫瘍の可能性まで指摘されているから、間葉性腫瘍の前提で手術に入る
- 腫瘍を許容し、大きくなって症状が出たとしても、自然のものとして諦める
1は、スタンダードな流れだが、生体検査で細胞を傷つけるリスクがあるので、今回の場合は欠点も大きい
とのこと。
ただ、年齢的にも若いので、完治させることが出来るなら完治してあげたい
そして、この先は少し、体重を落とす食生活を。毎月100gとかでよいので。
(理想体重は4㎏位)
手術をするとして、
2~3日の入院、手術込で、大体35万円前後の費用が掛かる。
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我が家としては、以上の話を聞いて、
シコリ全部を手術で取る
という結論を出しました。
今回の投稿はこの辺で。
手術後の事などは、改めて投稿します。