保護猫との生活を綴ります

元野良猫を保護し、猫の多頭飼いしております。2010年、はやとちりから、保護猫との生活を始めた男の日々。あれよあれよ、と、二猫、三猫となり、2020年6月に、四猫となりました。猫との生活、猫の行動、猫の食べ物や病気、等等、保護猫との生活にて感動した事などを綴ってきます。野良猫として生を授かり、保護猫として命を全うしていく、四猫。2022年、都内に戸建て物件を購入し引っ越しをしました。2022年5月31日、五猫となりました。

干支に猫が居ないのは何故?

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2021年の干支は丑(うし)

猫と共にし始めて10年、新年を迎えるたびに思う事。

それは、猫が干支に居ないのは何故だろうか?

認知度で決められたのであれば、猫だって十分12支に入る位の認知度はあっただろうし、気になると調べないと気が済まないのは2021年も継続しているので、いつものように調べてみました。

 

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確かにね、言われてみれば、干支に猫が入っていないのは気になるね。

 

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そうでしょ??なので、いつものように調べてみたの。それを纏めてみたよ。

 

 

干支に猫が含まれないのは何故?

干支に猫が含まれないのは何故?

 

干支に猫が居ないのは何故?

猫が12支に居ない様々な説

猫は、ネズミに騙されたから、干支決定レースに参加できなかった説

干支に猫が居ない説の最も有名な説がこのネズミに騙された説ではないでしょうか?

日本昔ばなしでも観た時がある位なので、説としては一番ポピュラーなものではないでしょうか。この騙された事件がきっかけで、猫とネズミは仲が悪くなり、トムとジェリーもその点から創造されたアニメである、と言われております。

お釈迦さまが亡くなるきっかけを猫が作った説

お釈迦さまに頼まれた薬を取りに行ったネズミを猫が食べてしまったために、十二支に入れなかったという説。

この薬がなかったためにお釈迦さまが命を落としたといった話もあるくらいなので、悪者扱いされ、猫は12支に入れなかったと言われております。

干支が生まれたころ中国に猫がいなかった説

干支や十二支が作られた頃には、まだ中国では猫があまり知られておらず、それほど飼われていなかったため、という説があります。ただ、こちらの説は、干支が出来た頃と、猫が実際に人間に飼われていた時期と対比すると、干支が出来上がるころには猫は十分に人間に認知されていたようなので、説としては別の理由が考えられます。

 

そもそも何故、干支の十二支と動物が組み合わされた?

十二支に対して動物が配置されるようになった理由としては、王朝が使う暦を様々な民衆にわからせて浸透させるために、周辺の未開地にいる民や字を読めない民にも覚えやすい動物名をあてはめたと考えられます。

正式な子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥という音に合わせて、似た読みをしたり、なじみが深かったりする動物を当てはめていったと考えられています。

そして、その動物に対して、縁起の良い意味が含まれています。

 

・子(シ)=鼠(ね):鼠は子供がすぐ増えるので、子孫繁栄の意味があり、行動力と財をなす象徴とされます。

 

・丑(チュウ)=牛(うし):牛は労働力として、また肉ともなることから、とても大切な存在であるという意味があり、誠実さと粘り強さの象徴です。

 

・寅(イン)=虎(とら):虎は毛皮が美しいことから、決断力があることと英知の象徴です。


・卯(ボウ)=兎(う):兎は大人しいことから家内安全、跳ぶことから跳躍の意味があり、温厚と従順を象徴します。

 

・辰(シン)=竜(たつ):竜は中国において、権力者の象徴であり、正義感と信用の高さの意味があります。

 

・巳(シ)=蛇(み):蛇は執念深いが助けてくれた人への恩も忘れないという意味があり、探究心と情熱の象徴です。


・午(ゴ)=馬(うま):馬は人間の役に立つため大切にされてきました。陽気さの象徴です。

 

・未(ビ)=羊(ひつじ):羊は群れから家族の安泰を示し、長く平和に過ごせるという意味があり、穏やかさの象徴です。

 

・申(シン)=猿(さる):猿は山の賢者とされて、神の使いとも信じられていた意味があり、器用さや臨機応変さの象徴です。

 

・酉(ユウ)=鶏(とり):鶏は商売において縁起が良い生き物とされ、親切と世話好きの象徴です。

 

・戌(ジュツ)=犬(いぬ):犬は人との関係が長くて親しみ深く、従順で社会性がある犬は、努力家で勤勉であることの象徴です。


・亥(ガイ)=猪(い):猪は、猪の肉を食べると病気が治るとされ、無病息災の意味があり、勇気の象徴です。

 

中国では、猫よりも虎の方がはるかにポピュラーだった??

いつ干支ができたのかは、実際のところ、定かではありません。

ただ、紀元前17世紀頃から紀元前11世紀に中国の殷の時代の遺跡から発見された甲骨文に、十干と十二支を組み合わせて60を周期とする表があり、日にちを表すものとして使われていた模様です。

そして、紀元前217年に死んだとされる秦の官吏の墓から見つかった竹簡には、十二支に12種の動物が割り当てられているものが発見されたとのことです。

また、後漢の時代に王充という人によって書かれた論衡という文献に、干支の十二支に動物をあてはめたという記述があるともいうことです。

日本書紀には、西暦553年ごろに貿易をしていた百済から、中国歴(太陰太陽暦)が伝わっていたことがわかる記述があるようです。

そのころは、猫よりもすでに虎の方が中国ではポピュラーであったため、
中国にはトラが猫より先にいたから
という疑問に対して、今泉忠明さんは、自身の著書「飼い猫のひみつ」の中で説明されています。

 

 

 

干支に猫がいる国がある?

ベトナム・チベット・タイの干支 

ベトナム・チベット・タイでは、卯の干支には猫があてはめられています。

これは、卯の発音「Mao」が猫「Meo」に似ていることと、兎よりも猫の方が身近な生き物であったためだと考えられます。

なので、この地域にいけば、猫年を経験することが出来るそうです。

・卯(Mao)=猫(Meo):猫は思慮深く平和主義、損得勘定が得意、社交的、周囲の環境に適応できることの象徴とされています。

 

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猫年があるなんて、知らなかったね。ベトナム・チベット・タイでは、猫氏に関係するお祭りとかもたくさんあるんかなぁ・・・

 

 

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初めて知ったね。確かに、猫氏に関する記念日を調べていた時にも、その地域での猫氏に関する記念日の記述がいくつかあったね。猫氏に関する記念日、都度纏めているけど、まだその記事は出来ていないなぁ。

 

 

纏め

宗教的観点や、歴史的観点から見ても、明確に猫が干支に居ない理由は分かりませんでした。ただ、国や地域によっては、猫が干支に居る場合もあるため、12支を身近な動物で表現、当てはめる際に、どの動物がポピュラーだったか、という点で選定されたのではないかと理解出来ました。

12支が中国からではなく、タイ等から伝来していれば、きっと日本でも、猫年が出来ていたんだろうなぁってなんか不思議です。