それは、2010年の体育の日の出来事でした。
当時の彼女(今は妻ですが…)が、仕事帰りに、私の自宅の近くで、野良猫にご挨拶を続けていた時の話です。
仕事が終わっていつもなら自宅に来ている時間帯なのに、なかなか、来ません。
猫へのご挨拶が今日はやたらと長いのかな、と思ってましたが、テンション高めに、
あのな、4匹もおんねん・・・!!
と。
ん??何が??
ゴミ捨て場のゴミの上に、4匹もな、お饅頭みたいな生まれて1か月程度のが4匹もおんねん・・・!!
あぁ、そういう事か。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、猫の出産は、年に2回あります。
繁殖期は2月~4月上旬、6月~8月の間にピークが来るのです。
そのため、8月頃の繁殖期に出来たのが、道端に産まれ落ちて、それが4匹、道端のゴミ捨て場のゴミの上に居たらしいのです。
お饅頭みたいやねん・・・
普段、彼女(妻)は、標準語を使いますが、なぜか、興奮してテンションが上がると、エセ関西人のような、関西弁でしゃべってきます。
夜遅くまで、そんな事を言ってるので、じゃあ、次の日にでも、私もみてみようかしら?って言ったのが、今から思えば、保護猫との生活の始まり
(この時はこんなに色んな感動が私にもたらされるとか思ってもいませんでした)
です。
そして、運命の体育の日です。
夕方遅くに、彼女(妻)とともに、4匹もおんねん、の場所(自宅から歩いて数分)に行きました。
そしたら、10人近い人だかり、が出来てて、
なんだなんだ
とおもってみてみたら、
4匹もおんねん、含めて、野良猫達(どうやらそこは、親猫含めて10匹以上の野良猫がネグラにしてた場所だったらしい)が、どんどんゲージに入れられているではありませんか・・・
近所の方が通報したのか?このゲージに入れられている猫達は、保健所に連れていかれるのか??
と思った瞬間、
ゲージに入ってた
黒猫(名前をクロ)
をゲージから取り出し、自分の胸ポケットに入れ、
この黒猫は、私が一生涯面倒見ますので
と言い放ち、連れ去りました。
4匹もおんねん、のうち、クロが、私の家族になった瞬間のお話でした。
保護した後、冷静に話を聞いてみたら、保健所に連れていかれるのではなく、動物病院で検査をし、そのあとは、猫の保護団体の方が、里親を探す、そのために、ゲージに入れていたらしいです・・・
2020/06/06現在のクロ