我が家は五猫との生活をしています。
およそ2年間、リンパ腫と闘い続けた
次ニャン坊チビ
チビが空へ旅立ってから、心配していた事の一つが、
長ニャン坊クロは、その哀しみに耐えうるのか?
という点でした。
クロとチビ、保護した場所も違えば年齢も違い、チビを保護した頃にはなかなか仲良くなれないかな?と思っていました。
慎重派のクロに対して、チビはとにかく好奇心旺盛で、家の中を飛び回る、そんな猫でした。
二猫の間でどんな会話がなされたのか、わかりませんが、気がついたら、大の仲良しになっていました。
ネンネする時はとにかくクロとチビは寄り添って、抱き合ってネンネ。
そんな日々を11年近く過ごしていたので、チビが居なくなったら、クロは寂しくて、どうにかなってしまうのではないか、という心配です。
【次ニャン坊チビからの申し送り】ホントの兄弟ではないのに…泣けてくる…
チビが旅立つ前、まだ自分で動く事が出来ていた頃、チビは不思議な行動を取るようになりました。
我が家のリビング、台所含めて全ての場所で、チビが一人でネンネをし始めたのです。
クロに対して、
一人でちゃんとネンネするのよ、と言わんばかりの行動です。
そんなチビの行動を見て、何かを察していたのでしょう。
クロもその後次第に一猫でネンネするようになりました。
各部屋で、一定期間チビはネンネして過ごし、空へと旅立ちました。
どこの部屋でネンネしても、自分の匂いを残していくから大丈夫だよ、と言わんばかりのチビの行動。
クロは、ちゃんと一猫でネンネ出来るようになっていました。
ただ、そんなチビの行動を見ていたのは、クロだけではなかったようです。
四ニャン坊たかんぼ、です。
たかんぼ、我が家の中で1番気を使う猫です。
たかんぼ、も、チビの行動を見て、何か感じ取ったモノがあったのでしょう。
チビが居る頃も、クロとたかんぼ、は、それほど仲が良いというわけではありませんでした。
同じ空間に居ても、お互い何かする、というわけではないので、仲が悪いわけでは無いのですが。
チビからの申し送りを受け取ったのでしょう。
チビが旅立ってから、数ヶ月経ったある日から、たかんぼ、が、クロと一緒にネンネを始めたのです。
ちょっと、後ろ足でたかんぼを遠ざけてるっぽいですけど、こうやって顔を向け合ってネンネするのは、ホントに珍しい事なのです。
人間だけではないみたいです、チビが居なくなって寂しさを感じているのは。
でも、ちょっとずつちょっとずつそれぞれが優しさを持ち合って、その哀しみを癒そうって思っているのです。
愛猫達のこんな想いを感じた一日でした。