私は、猫との暮らしを2010年からしており、元々、四猫でしたが、2022年5月に一猫迎い入れ、今日現在で、五猫と暮らしております(あと、妻も1人居ます)。
五猫全てが元々野良猫で、保護し、保護猫として生活を共にしております。
保護猫多頭飼いを10年以上している私が知り得た事や経験した事等を日々更新しております。
質問:猫を家の外に出すのは、変ですか?
知人からの紹介で、ある猫ボランティアさんを紹介頂きました。
猫の里親になりたいので譲渡して下さいと申し出をしました。
審査があるとの事でしたので電話でのやり取りしているうちに、
「外に出さず家の中で飼うことが出来ないのならお譲りできません」
と断られました。
もちろん生まれた時から家の中しか知らないのであれば、外は危険である事は分かります。
しかし生まれて保護されるまで野良だった猫を家の中だけで飼うって、ある意味虐待では無いかと思うのです。
近所から出た苦情も私が責任を持つ事は承知でした。
私の考え方はおかしいですか?
返答:保護された猫だからといって、家の外に出たいわけではありません。
終生飼養の理解
質問者さんは、
猫の終生飼養についての理解を深める必要があると感じております。
家庭の事情等で、猫を外飼いする必要がある場合も存在するかと思いますが、住んでいらっしゃる地域は、ある程度ご近所さんもあるようですので、都会なのでは無いかと思います。
猫の縄張り、テリトリーは、半径100m~150m程度だと言われております。
ですので、極端な話、猫の行動範囲内に、他人様の住まいが無ければ、家の外に出たとしても、他人様に迷惑をかける事は無いかと思います。
私の実家は、田舎の山ん中にポツンと一軒家です。
そのため、実家の猫氏達は、家の中と外を自由に行き来してしますが、行き来出来る環境でも、家の外に全く出ない猫氏も居ます。
ご近所さんから出てくる苦情に柔軟に対応出来るでしょうか?
ご近所さんが、猫に対して好意的だとは限らず、敷地内に、猫が入ってきてトイレをする等、近隣トラブルはよく耳にします。
【猫の法律とお金について】という書籍をお読みいただくことをオススメします。
ねこ検定の参考書にもなっている本です。
外の世界はホントに危険では無いですか?
他人が、猫に危害を与えない保証もありません。
私の住んでいる地域では、野良猫を捕獲して、殺めて愉しんでいる輩が居るようですし。
外に出ることによって、怪我や病気になるリスクは高まります。
元野良猫だからといって、外に出たいわけではありません
我が家の五猫は、全て元野良猫です。
当然生まれ落ちたのは、外の世界です。
が、我が家で保護した後、家の外に出たがるという事はありません。
逸走は、過去何度かありました。
そのため、元野良猫だからといって、猫を終日家の中に居させるのが猫にとって良くない、という考えは当てはまりません。
家の外よりも、家の中の方が快適だと猫に理解してもらえるように環境を整えれば良いだけの話です。
纏め
保護猫だろうと、命を預かるという意識があれば、こういった考えには至らないのではないかって思って、いつもよりも強い言葉遣いをしてしまいました。
猫と生活を共にするという事は、そういう事だと私は認識しております。