猫が家具でツメをといでいると、「コラッ!!」と叱る人もいるのではないでしょうか?
私も、
次ニャン坊チビが押し入れの入り口をガシガシやっている時や、
四ニャン坊たかんぼが他の猫氏と大相撲を始めている際に、
ついつい
「コラッ!!」
と叱ってしまいます。
しかし、猫にとって、つめとぎも大相撲も正常な行動で、怒ってもストレスを与えるだけとなってしまいます。
猫にしてほしくない行動がある時は、原因になっているモノを取り除き、他の行動をとるように誘導するのが正解です。
【問題解決の一歩】猫の問題行動は、代替物とご褒美を用意してみましょう
・例(2):噛み癖を直したい
ソファでのつめとぎをやめさせたい
ソファでのつめとぎをやめさせたい場合、まずはその場所でつめとぎが出来ないようにします。
ソファに毛布やカバーをかけるのが手っ取り早いでしょう。
次に猫の好みのつめとぎ器をソファのそばに置きます。
猫がつめとぎをつめとぎ器でつめとぎをしたら、褒めてご褒美のおやつを与えましょう。
これを繰り返すと、猫は
「ここでつめをとぐと良い事が起こる」
と気づき、ソファよりも、つめとぎ器を好むようになります。
噛み癖を直したい
噛まれたら無視する
スキンシップや遊びの最中に噛んで来たら、その場をすぐに離れましょう。猫から”飼い主を取り上げる”ことが大切です。
時間をおいて猫と遊ぶ
後日、猫とスキンシップをとったり遊んだりします。この際に、猫がまた噛んで来たら、やはりその場を離れて、相手をしないようにします。
噛まなかったらご褒美!
遊びやスキンシップの際に、猫が噛まなかったら、すぐにおやつやフードを与えましょう。
繰り返すことで”噛み癖”が直っていきます。
注意すべき点は?
叩いたりする体罰は特定の行動を減少させるものの、猫は「攻撃されるからやらない」と学習しただけで、飼い主に不信感を持ちます。
また、猫に気付かれないよう霧吹きで水をかける方法があります。しかしこの行為は問題行動の直後にやらなくてはならないため、タイミングが難しいです。
問題行動は、猫にとっては正常なモノであることが多いです。
そのため、人間都合の〇×ではなく、猫の目線になって、その行動がホントに問題なのか、人間都合なのか、そして、代替物とご褒美で、愛猫との生活を良い方向へ進めていきたいものです。