2021/12/21 抜糸を行いました、
次ニャン坊チビ
抜糸の際に、二度目の手術にて切除した病理検査結果が検査機関よりレポートとして届きました。
病理検査結果 猫のリンパ腫 二度目の手術で切除した次ニャン坊チビのシコリについて
病理検査結果は以下となります。
摘出された浅頚リンパ節では、本来のリンパ節の構造を広範囲に置換するように、腫瘍性の病変により置換されています。
腫瘍は前回と同様、短紡錘形から星芒形の非上皮性細胞のシート状の増殖から成り立っており、細胞間には豊富な粘液が含まれています。
腫瘍細胞は、好酸性の細胞質と微細な核小体を含む類円形の異形核を有し、中程度の大小不同を示しています。
分裂像は6個/10高倍率視野です。
検索した浅頚リンパ節では、前回と同様の形態を示す非上皮性の悪性腫瘍が形成されており、肉腫の浅頚リンパ節への転移性病変と診断されます。
リンパ節の摘出状態は良好ですが、進行した転移性の病変が形成されています。
引き続き、その他のリンパ節などの状態について、経過には注意が必要です。
一回目の病理検査の結果は、以下でご覧いただけます。
リンパは人間同様に、猫も身体中のどこにでもあるモノなので、今後も『転移・再発』を繰り返していく可能性があるようです。
リンパ腫は、血液細胞のガンです。
身体の免疫システムを担う白血球の一種、リンパ球が腫瘍化し、身体のどこにでも発生する可能性があります。リンパ腫の多くは体腔内に出来ますが、身体の表面に発生するタイプもあります。
猫の癌について参考にしている本は以下でご覧いただけます。