前回の投稿にて、
を記事にしました。
猫のリンパ腫について掲載している情報があまりなく、更に、調べれば調べるほど、良くない方向へ自身の気持ちがむかっていっていると感じました。
病気のことなので、楽観視は出来ませんが、あまりにも凹む記事ばかりで、検査結果を待っている期間で、飼い主が病んでしまうのではないか、と感じ、我が家のチビのリンパ腫について投稿してみたいと考えました。
私と同じように、猫のリンパ腫について調べている方がいらっしゃれば、その方の目に止まることを期待して投稿します。
猫のリンパ腫とは?チビが罹患したリンパ腫について
チビが罹患したリンパ腫は、首元です。
上記画像は抜糸直後の画像です。
- 執刀医の腕が良かった
- 妻の発見が早かった
が起因し、切除した部分以外には癌が進行しておらず、まずはすべての癌が取り切れた、という見解です。
かかりつけ医でも、シコリを良く見つける事が出来ましたね、と言われた位だったからね。
そうね。顔の後ろ側から首元を撫で撫でしないとあのシコリを見つける事は出来なかったね。
愛猫の首元のマッサージ、している方いらっしゃいますか?
リンパ腫は身体のどの部分でも出来てしまいます。
が、触って分かる部分に出来たモノならば、それだけ発見も早く、治療による猫への負担は軽くて済みます。
四猫共にお気に入りのブラシはLION ネコペロブラシです。
ブラッシングをしながらついでに、愛猫の身体を触ってみてください。
チビのリンパ腫は、大体3cm×3cmだったので、割と大きなシコリです。
チビのリンパ腫の病理診断は?
頂いた診断書をそのまま写真撮って掲載してみました。
画像は検索に引っ掛からないので、以下書いてある事を文字にしてみます。
病理組織診断:肉腫 sarcoma NOS
摘出された右内側咽頭部後リンパ節では、ほぼ完全に腫瘍性の病変により置換されています。
腫瘍は、短紡錘形から星芒形の非上皮細胞のシート状の増殖から成り立っており、細胞間には豊富な粘液や膠原線維が含まれています。
腫瘍細胞は、豊富な好酸性の細胞質と微細な核小体を含む類円形の異型核を有し、中程度の大小不同を示しています。
分裂像は3個/10高倍率視野です。
検索した右内側咽頭部後リンパ節では、非上皮性の悪性腫瘍が形成されており、肉腫と診断されます。
腫瘍はリンパ節内に形成されており、転移性病変あるいは、リンパ節原発の腫瘍と推察されます。
腫瘍は免疫染色では、神経マーカー(S100)や筋マーカー(αSMA)に陰性を示しており、明らかな分化傾向は確認されず、線維芽細胞を由来とする腫瘍の可能性が第1に考察されます。
腫瘍の境界は明瞭で、マージン部に腫瘍性の病変は認められません。
摘出状態は良好と考えられますが、非典型的な組織像であることから、引き続き、経過観察をお勧めします。
~病理検査/細胞診/遺伝子検査:NORTH LAB
後日、執刀医の詳細説明は別記事にする予定です纏めました。
執刀医の見解としては、
- 抗がん剤治療
- 放射線治療
は、チビの場合は行う必要はない、との事です。
抗がん剤治療も放射線治療も、かかる負担が大きすぎて、かつ、完璧に癌細胞がなくなる、というわけではない。
というものでした。
まずは、2か月後の検診を行うこととなりました。
猫のリンパ腫について投稿した記事は以下も合わせてご覧下さい。
文中に出てきたLION ネコペロブラシについては以下投稿を御覧ください。