初めての保護猫飼育ガイド:安心して迎え入れるための5つのポイント
保護猫を迎え入れることは、猫が新しい環境を得ることの出来る、素晴らしい行為だと思います。
我が家の五猫は皆全て保護猫で、
- 長ニャン坊クロ:自宅近くの道ばたで保護
- 次ニャン坊チビ:自宅軒下で保護
- 三ニャン坊さんた:会社近くの道ばたで保護
- 四ニャン坊たかんぼ:妻の実家近くの河原で保護され、運送会社に居たところを保護、譲渡
- 五ニャン娘みゃあ:保健所で譲渡を受けた(今は亡き”みゅう”と共に)
という形で我が家で共に生活をし始めました。
五猫皆、仮に保護しなければ、命は既に尽きていたのではないかと思っています。
そういう意味では、五猫は、新しい環境を得たと思えます。
しかし、初めて保護猫を飼う場合、どのように接したらよいか不安になることも多いでしょう。
保護猫には特別なケアや注意が必要で、理解を深めることで、猫との暮らしをより充実したものにできます。
本記事では、保護猫の飼い方についての基本的なポイントと注意点をわかりやすくまとめました。
これを参考に、愛情深くサポートしながら、保護猫との絆を育んでいきましょう。
目次
1. 保護猫を迎える前に準備すること
保護猫を迎える前に、必要な物品や環境を整えることが重要です。
まずは猫用のベッドやトイレ、食器を用意し、静かで落ち着けるスペースを確保しましょう。
また、猫がリラックスできるように、爪とぎやキャットタワーなどの遊具も準備しておくと良いです。
保護猫は新しい環境に慣れるまで時間がかかることが多いため、焦らずに、安心して過ごせる環境を作ることが大切です。
特に、迎え入れる直前に家族全員で役割分担を決めておくことで、スムーズに対応できるでしょう。
猫のご飯器は、陶器製のモノが良いです。我が家のご飯器は、ウォーターボウルも含めて、「猫壱」を採用しています。
2. 保護猫との信頼関係を築く方法
保護猫は過去に何らかのトラウマを抱えている場合もあり、新しい環境に慣れるまで時間がかかることがあります。
信頼関係を築くためには、まず猫のペースに合わせることが大切です。
猫が近づいてきたら優しく撫でる、声をかけるといったアプローチを行い、安心感を与えましょう。
また、無理に抱っこしたり、追いかけたりせず、猫が自ら歩み寄るのを待つこともポイントです。
毎日のコミュニケーションが、徐々に信頼を深める鍵となります。
3. 保護猫の健康管理
保護猫を迎え入れる際には、猫の体調を日々観察し、健康を維持するためのケアが重要です。
まず、猫の食欲や排泄の状態を定期的にチェックし、異常がないかを確認することが基本です。
特に、食事の量や種類に変化があった場合や、体重の増減が激しい場合は、何らかの問題が隠れている可能性があります。
そうしたときには、早めに獣医師に相談することが推奨されます。
また、適度な運動や遊びを通じて、ストレスの軽減とともに健康的な体重を維持することも心がけましょう。
保護猫は過去の環境が不明な場合が多いため、日常的に健康管理を徹底し、早期発見・早期対応を心掛けることが、健やかな生活を送るための鍵となります。
多頭飼いの我が家では、一時期、排泄回数を日々カレンダーに記していました。
他の猫飼い主さん達では、Catlogを契約して、日々の排泄回数を自動で記録されているかたもいるようです。
我が家の猫氏達は、首輪を極端に嫌うので、catlogは断念しました。
4. 保護猫の食事と栄養
保護猫の健康を維持するためには、バランスの取れた食事が重要です。
年齢や体調に応じたキャットフードを選び、適切な量を与えることが基本です。
特に、保護猫は過去の食事環境が不安定な場合もあり、栄養不足や肥満などの問題を抱えていることがあります。
定期的に獣医師と相談し、栄養バランスの調整や食事の見直しを行うことが重要です。
また、常に新鮮な水を用意し、水分補給も忘れずに行いましょう。
猫のご飯、キャットフードはさまざまあります。
所謂プレミアムキャットフードと呼ばれるお高めなモノも給与した時があります。
選定基準は、ドライフードでもウェットフードでも、「総合栄養食」か否か、という点です。
更に、無添加、グレインフリーも考慮に入れるという猫飼い主さんもいらっしゃるかと思いますが、我が家の猫氏達、無添加、グレインフリーのご飯、キャットフードは全く食べないので、最低限「総合栄養食」にしています。
ウェットフードでオススメは、”おにく生活”です。コスパが良く、総合栄養食です。
5. 保護猫の生活環境を整える
保護猫にとって安心できる生活環境を整えることは、ストレスを軽減し、健康的な生活を送るために不可欠です。
猫は縄張り意識が強く、自分の居場所を大切にします。
特に保護猫の場合、新しい環境に馴染むまでに時間がかかるため、できるだけ静かで安定した空間を提供することが必要です。
隠れ家やキャットタワーなど、猫がリラックスできるスペースを用意することや、適度な遊びを通じて運動不足を防ぐことも重要です。
6. 保護猫を飼う際の注意点
1. 過去のトラウマに配慮する
保護猫は過去の経験からトラウマを抱えていることがあり、人間に対して警戒心を持っている場合があります。
急に触れたり、大きな音を立てたりすると、恐怖を感じてしまうことがあります。
焦らず、猫のペースに合わせて少しずつ距離を縮めることが大切です。
2. 多頭飼いの場合の配慮
すでに他の猫を飼っている場合、新しく保護猫を迎える際には注意が必要です。
突然の環境変化や他の猫との関係にストレスを感じることがあります。
新しい猫を紹介する際は、徐々に距離を縮める方法を取り、最初は別々の部屋で慣らすなど工夫が求められます。
3. 定期的な健康チェック
保護猫は過去の生活環境が不明確なことが多く、健康面でのリスクが高い場合があります。
定期的な健康診断や食欲、排泄の様子に変化がないかを観察し、早めに対応することが大切です。
食事の量や排泄のパターンなど、小さな変化にも敏感に反応しましょう。
まとめ
保護猫との生活は、愛情と理解が必要な特別な経験です。
迎え入れる前にしっかりと準備をし、猫のペースに合わせたケアを行うことで、信頼関係を築くことができます。
また、健康管理や食事、生活環境の整備を怠らず、猫が安心して過ごせるようサポートすることが大切です。
保護猫は、過去に困難な経験をしていることが多いため、その経験を踏まえた配慮が必要です。
多頭飼いの場合や健康管理の際には、さらに注意を払うことで、猫との絆を深めることができるでしょう。
保護猫を飼うことは、チャレンジが伴うこともありますが、その分、猫との信頼関係が築かれたときの喜びはひとしおです。
新しい家族として、愛情をもって保護猫との生活を楽しんでください。