保護猫との生活を綴ります

元野良猫を保護し、猫の多頭飼いしております。2010年、はやとちりから、保護猫との生活を始めた男の日々。あれよあれよ、と、二猫、三猫となり、2020年6月に、四猫となりました。猫との生活、猫の行動、猫の食べ物や病気、等等、保護猫との生活にて感動した事などを綴ってきます。野良猫として生を授かり、保護猫として命を全うしていく、四猫。2022年、都内に戸建て物件を購入し引っ越しをしました。2022年5月31日、五猫となりました。

ご相談:保護猫を迎え入れるのに、ケージは必要?

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私は、猫との暮らしを10年しており、元々、三猫でしたが、2020年6月に一猫迎い入れて、今日現在で、四猫と暮らしております(あと、妻も1人居ます)

四猫全てが元々野良猫で、保護し、保護猫として生活を共にしております。

保護猫多頭飼いを10年している私が知り得た事や経験した事等を日々更新しております。

保護猫を迎え入れるのに、ケージは必要?

保護猫を迎え入れるのに、ケージは必要?

ご相談:保護猫を迎え入れるのに、ケージは必要?

保護猫をお迎えしようと思っています。

必要なものは譲渡会の方から教えてもらいました。

その中に90センチくらいの

二段ケージ

というものがありました。

自宅のスペースを考えると、設置出来たとしても、70センチ二段です。

トイレは別の場所に設置する予定なのでケージの中には設置しません。

仮にケージ内にトイレを設置したとしても、予備的な小さいものにします。

ご飯は、ケージの外で給与する予定です。

譲渡会の人に上記のことを相談したら、

それでも90センチ二段で

と言われました。

置く場所ないのに無理やりおいて、邪魔になってケージを片付けるくらいなら少しコンパクトになってもずっとおいておくほうがいいと思ってしまいます。

ご回答:譲渡してもらうのに、指定の大きさのケージが必須条件ならば、従うしかないですが。

ご相談者様は、此度、初めて猫と生活を共にするそうです。前々から、猫を迎え入れるならば、保護猫を!と考えていらっしゃったそうです。

運命的な出会いを経て、とある猫を譲渡してもらうことが決まったそうです。

その中の、

ケージの大きさ指定

について、納得がいかないようです。

私の考えでは、

譲渡の必須条件ならば、従うしかない

ですが、70センチ2段のケージすら実際必要無いのではないか?

と感じてしまいます。

先住猫が居て、暫くの間、ケージの中に居させないとならない場合は、たしかに90cm2段のケージがあれば、先住猫、新入り猫、それぞれに対してストレスは軽減出来るかと思います。

ケージ内に、トイレ、ご飯器を常時設置させるならば、その大きさが必要になるかと思います。

我が家で四ニャン坊たかんぼを迎え入れた際に利用したケージは、

犬用ケージ(L)サイズ;奥行×横×高さ=49㎝×75㎝×56㎝

 

でした。

1段しかありませんし、一時隔離、自宅の3階に暫くたかんぼのみ、という環境を作ることが出来そうだった為、先住猫と折り合いがつくまで、という期間限定だったので、折り畳んでしまえば、コンパクト収納出来るタイプを選択しました。

試しに、【猫 譲渡 条件 東京】と検索してみました。

・東京都動物愛護相談センター

・NPO法人東京キャットガーディアン

等が、上位表示されましたので、そのうちの2つの譲渡条件を見てみます。

◆東京都動物愛護相談センターから譲渡を受けるには◆
・都内にお住まいで20歳以上60歳以下の方
・現在、犬や猫を飼育していない方
・家族に動物に対するアレルギーを持っている方がいない方
・飼うことを家族全員が賛成している方
・最期まで責任を持って飼い続けることができる方
・経済的、時間的に余裕がある方
・動物に不妊去勢手術による繁殖制限措置を確実に実施できる方
・集合住宅・賃貸住宅の場合は、規約等で動物の飼育が許されている方
・当センター主催の譲渡事前講習会を受講している方

 

◆東京キャットガーディアンでは以下の条件を定めています◆
・原則として、6歳以下のお子様がいらっしゃるご家庭への譲渡は行っておりません
・18歳以上で経済能力のある方
・定期検診や獣医療の必要性を理解し、あたり前に医療を受けさせて下さる方
・ペット保険にご加入いただける方
・終生愛情と責任を持って飼育し、東京キャットガーディアンの許可なしに他人への再譲渡をしない方
・伴侶動物としてのみ飼育し、再譲渡・販売・貸出し・展示・動物実験などに利用しない方
・飼育について家族の同意が得られている方
・飼育できる環境に居住している方
・完全室内飼いをお守りいただける方(脱走防止策を講じて下さい。)
・概ね60歳程度の方が里親を希望される場合、ご本人が万一飼育継続が出来なくなった場合に猫を引き取って終生飼育できる方のご同伴と、その方にも、誓約書のご用意をお願いしております

検索をかけてみた2つでは、

ケージの用意は必須

との記載はありませんでした。

ペット保険加入必須や、給与するご飯指定、定期的な状況報告必須等の条件が付与されている場合もあるようです。

譲渡元で条件は様々なのでしょう。

給与するご飯まで指定されている場合もあるようです。

給与するご飯の指定は、なかなか厳しい条件だと感じます。

猫は、ご飯の好みが形成されるのは

社会化期(3週~9週頃)

とされています。

そのため、幼猫を迎え入れ、ご飯まで指定されては、他のご飯を食べなくなってしまう可能性があります。

実際、四ニャン坊たかんぼは、ドライフードしか食べません。

しかもドライフードもモンプチ

 

しかほぼ食べません。

高いご飯が指定されている場合は、先々までそのご飯を給与し続ける事になりますので、それなりのCash impactがあります。

指定されるご飯で多いのは

ロイヤルカナンや、グレインフリー等のちょっと高いご飯

が多いようです。

グレインフリー、無添加の猫のご飯の食べ比べに関しては、以下投稿にてご覧頂けます。

sannekoyonneko.hateblo.jp

大小関係なく、ケージはあった方が良い?

我が家ではケージを利用して…ということは、殆どありませんでしたが、

ケージの用意は大小関係なく、しておいた方が良い

という結論に至りました。

多頭飼いをする場合の一時隔離用

に加えて、

病気などをした場合の一時隔離用

として使用する事になるからです。

たかんぼは別ですが、長ニャン坊クロ、次ニャン坊チビ、三ニャン坊さんた、は、ケージの中での生活はほぼない為、何かが起きた際のケージ内の生活に不安があります。

ですので、仮に、ご相談者様が、今後単頭飼いから、多頭飼いにしたいという希望、考えがあるのならば、幼猫の頃から、ケージ内での生活に慣れさせておいた方が良いでしょう。

ケージの中の生活に慣れていない状態で、成猫、老猫となった場合、我が家と同様の事に直面するかと思います。

次ニャン坊チビがリンパ腫を患い、

エリザベスカラー

ケージ内での生活

という事態に直面しました。

が、エリザベスカラーすら装着し続ける事が出来ず、さらに、ケージの中には1時間も居る事が出来ず、暴れ回り、それ以上ケージに入れておくと怪我をしてしまうのではないかと思い、止む無く通常生活にしました。

2泊程入院した際には、ケージの隅っこで固まってたそうですが、自宅だと安心したのか、ケージの中は気に入らなかったようです。

纏め

  • 譲渡の必須条件ならば従うしかない
  • 今後単頭飼いから多頭飼いにする気持ちが有れば、ケージに慣れさせておく方が良い

といったところになるでしょうか。

この投稿があなた様のお役に立てれば幸いです。

 

成猫を新入り猫として迎え入れた際の投稿は以下にてご覧頂けます。

sannekoyonneko.hateblo.jp