2021年8月12日にかかりつけ医に連れて行き、確定診断結果はまだ出てないものの、2021/08/19に病理検査結果が届き、初見結果に難解な単語が色々と並んでいました。
次ニャン坊チビを含め、四猫は大病と言われる病気には罹患した時がなく、病理検査結果の難解な単語に心を乱されています。
こちらの下書きをしている2021/08/21時点では、かかりつけ医に、高度な検査の出来る病院を紹介してもらえるように働きかけ、紹介状及び予約を取ってもらうよう依頼している所です。
かかりつけ医、高度な検査の出来る病院の予約とかは任せてね!
すまんの。私は知らない言葉等を調べて理解出来る様に努めるよ。
線維芽細胞、線維肉腫とは?次ニャン坊チビの病気の可能性
線維芽細胞、線維肉腫とは?
コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸といった真皮の成分を作り出すのが線維芽細胞(せんいがさいぼう)。
線維肉腫とは、体の柔らかい部分の組織に存在しているコラーゲンを生み出す線維芽細胞が癌化し、拡大・浸潤していく悪性の腫瘍。
猫に多発し、皮膚腫瘍の25%前後が、線維芽細胞、線維肉腫です。
線維芽細胞、線維肉腫の原因
10歳以上の高齢のネコの、胴や四肢に発生しやすく、ネコの皮膚線維性肉腫は猫白血病ウィルス(FeLV)と猫肉腫ウイルス(FeSV)との関連が考えられ、ウイルスやワクチン摂取との関連も考えられています。
また、線維肉腫では、ワクチン接種肉腫(注射部位肉腫)と呼ばれるタイプのものが多く、この場合、予防接種後に注射部位に肉腫(腫瘤)が発生します。
予防接種が起因して罹患するって事?
因果関係が学術的に証明されているわけではないみたいだけど、過度な予防接種をするべきではない、と謳っている医者もいるみたいね。
線維芽細胞、線維肉腫の症状
形は不規則で固く、周囲の組織に密着しているため、境界がはっきりしていない場合が多く、外科的切除を行う場合には広範囲の切り取りが必須となります。
皮下だけでなく、筋膜や筋組織に侵入している場合もあります。
ワクチン接種肉腫の場合は、注射部位である左右の肩甲骨間や大腿部の皮下や筋肉にしこりが発生します。
浸潤性が強く(周りにしみこむように拡がりやすい)、手術で切除しても再発しやすいのですが、一方で他の臓器への転移はしにくいという性質をもっています。
初期症状は目立ったものがありませんが、進行し末期状態になると腫瘍の悪液質による機能障害と栄養不良が起こり、元気食欲低下、体力低下が進行していきます。
線維芽細胞、線維肉腫の治療
手術
腫瘍の境界が不明瞭なため、2~3cm程度のマージンを確保して、大きめに切除します(拡大切除)。
直径2cm以下の小さな腫瘍で完全に切除できた場合には、予後は良いとされていますが、発生部位によっては広範囲に切り取ることができないことから、腫瘍細胞の取り残しは避けられません。
その場合には、化学療法や放射線療法を組み合わせて治療をしていきます。
化学療法
手術で完全切除が出来なかった場合、化学療法を用いることがあります。
しかし、線維肉腫は抗癌剤がほとんど効かない癌です。転移が見られる場合には、化学療法の効果は期待できません。
放射線治療
残っているがん細胞に対処する為に用います。
しかし、部位によっては照射が出来なかったり、放射線治療を行うたびに麻酔処置が必須となりますので、麻酔によるお体への負担が懸念されます。
線維芽細胞、線維肉腫の予防法
日常のスキンシップを行う中で、しこりが出来ていないかを確認しましょう。
また、注射やワクチン接種後、注射接種部位の経過観察をし、異常が見られた場合には、早期の受診が必要。
線維芽細胞、線維肉腫の食事療法
がんが成長するためには糖質(ブドウ糖)が必要です。
そのため糖質をできる限り制限していくことは、身体への負担がなく、すぐに始められれ副作用のリスクもありません。
魚やお肉、豆腐や納豆などのタンパク質をたっぷりと与えて、その分炭水化物・糖質が多く含まれれている猫のご飯の量を減らしていってください。
貧血対策としては、レバーを用いるとよいでしょう。
食事を変えるだけでは癌は治りませんが、線維肉腫の成長に不可欠な糖質を制限することで進行速度を抑えることはできます。
纏め
予備知識が全く無い状態よりも、予備知識を多少なりとももっている状態の方が、確定診断が出たときの精神的ダメージは軽減出来るかと思います。
ただ、知れば知るほど、もっと早く気付いてあげれなかったのか、要因となるモノを排除する事は出来なかったのか、という後悔の念は捨てる事が出来ません。
起きてしまった事は元に戻せないので、これから先、チビ含めて四猫にどのように向き合っていくのか、その事を考えさせられる事態となりました。
くどいようですが、愛猫が健康なうちに、ペット保険の検討はしておくべきです。
既往症があったり、高齢猫になったら、加入出来ない保険が殆どです。
実際に保険を使うことが起きない事が一番です。
お金で命を買う事は出来ませんが、お金で救える命はあります。
ご参考になさってください。