猫のリンパ腫に罹患している
次ニャン坊チビ
術後の定期検診は、もう少し先を予定していたのですが、急遽日程を早めて病院へ行く事になりました。
1回目の手術の際、執刀医から
リンパ腫、完治は難しいです。転移を繰り返す、という事もあります。その都度、手術という事になれば、猫への身体的負担と飼い主さんへの金銭的負担が…
というようなことを言われたのを思い出します。
転移してしまったのかも?と思い始めると、表現出来ない気持ちに苛まれます。
【猫のリンパ腫】次ニャン坊チビ、定期検診時期を早めて、病院へ
平日の今日2022/06/07 普段と同じように、いつも通りにします。
平日の通院は全て妻に任せっきりです。
出勤前の点呼を、クロ、チビ、さんた、たかんぼ、みゃあ、の順番で行い、自宅を出ます。
自宅を出てから妻に、
今日もチビ、頼むな
とメールを送ります。
まかせろ!
もう定型文のようなやりとりです。
引越しをした兼ね合いで、病院までは少し遠くなりました。
9時開院ですが、開院直後に行くとなると、通勤ラッシュに巻き込まれる可能性が高い為、今日は、10時30分に予約したようです。
以下、時系列です。
2022/06/07 10時前
妻からメール
凄く大人しいの、今日は。いつもなら、家を出て、暫くの間は、おしゃべりしてるのに。元気がないんかな。
と。
病院へ行くのに利用しているキャリーバッグ、猫氏達は、そのキャリーバッグを見ると、
俺の番じゃない!
ていう感じで逃げまわります。チビも、キャリーバッグを見るとそんな反応をします。
ただ、もう、悟ってるのでしょうか。今日は非常に大人しかったそうです。
2022/06/07 10時30分
予約していた時間です。
触診→レントゲン
という流れになるのでしょうか?
妻からメール、立て続けです。
チビ、体重は、6.36kg
執刀医の触診で見つける事が出来なかったけど、やっぱり、転移しているって。
リンパのちょっと深い部分に転移しているようで、手術、難しいかも知れない。
血液検査、レントゲンをこれからするけど、外科的処置を薦められた。
手術の日程を決めようとしてたら、今日午後、急遽、手術のキャンセルが出たとのことで、これから、CTをして、腫瘍の位置等確認して、手術してもらう事にした。
執刀医でも、触診で気付かない位の場所のを気付く事が出来たから、幸いだと思って、手術するよ。
と。
体重の増減はなく、前回2022/04の定期検診の際と同じ体重です。
体重の増減はなく、普段も元気に運動会をしていたのにもかかわらず、転移が認められてしまいました。
食道近くに腫瘍が出来ていたのでしょうか、運動会をすると、呼吸音がおかしいのが最近復活していましたので。
更にメールが続きます。
手術して、2日程、入院になる予定よ。
これから、CTになるよ。
と。
飼い主として、出来る範囲の事は出来るだけ実行する意思決定をしています。
ただ、チビ本人からすると、果たして、手術した方が良いのか、飼い主のエゴに付き合わせてるだけになっていないか、と自分自身考えてしまいます。
CTの結果を待ちます。
CTの結果、外科的処置が出来ない程、他の部分へ転移が認められるケースも考えられます。
2022/06/07 13時
待ちきれず、妻にメール
CT終わった?
まだ、よ。手術予定の他の猫氏がおるもんで、順番待ちなのよ。
手術の難易度としては、1回目の手術と同じ程度になりそう。
との事。
そのため、今日手術が無事終わったとしても、自宅に連れて帰る事は出来ず、数日間入院となるようです。
2022/06/07 14時
妻からメール
CTの結果、胸のあたりの腫瘍の他に、耳の後ろ側にも転移が認められ、癌の進行がスピードアップしたように認められる。今回の外科的処置にて、胸のあたりの腫瘍と、耳の後ろ側の腫瘍それぞれを切除する形に。
出来る事があるうちは、全てやりたい
と。
進行速度が上がってきた
胸の他にも、転移が認められた
との事です。
覚悟を決めないとならない瞬間が近づいて来ているように思えます。
我が家は2022/06時点で、五猫居ますので、今後5回こういった瞬間に直面する事になるのでしょう。
悔いが無い状態というのは、愛猫と何年共に過ごしても難しい状態だと分かっていますが、心の整理がつくのか、と不安になってしまいます。
2022/06/07 15時30分
妻からメール
手術終わったよ。
深くまで細長い腫瘍でね、表面がボコボコしているから悪性度が高いんだって。
今回、見える範囲は取り切ったけど、若干腫れていて今後もっと腫れてきそうな箇所もあったけど、そこまでは手をつけられなかったと。
次にどこかに腫瘍ができたときの状況次第だけど、手術がお役に立つのは今回まで、次回はもう手術は無理かも。早ければ明日2022/06/08 退院できるみたい。
今後は対処療法で少しでも快適な時間が長く出来るようにしていきたい。
と。
1回目の手術を受ける際に、執刀医に言われました
悪性腫瘍、それも、リンパ腫は、転移を繰り返していく事。
なので、完全に、腫瘍が猫の身体からなくなることはないと思ってください。
と。
他の猫氏はそうであっても、我が家のチビは、そうあって欲しく無い、手術で完全とまではいかないにしろ、猫の平均寿命の15歳も越えて、もっと長生きしてくれ、
と願っていましたが。
チビの命の灯火は、少しずつ小さくなっていくようです。
表現に値する言葉が見つからないのが現状です。
ただ、それでも生きていかねばなりません。
チビの余命も今すぐ無くなるというわけではありません。
前を向いて、前を向いて。