私は、猫との暮らしを2010年からしており、元々、四猫でしたが、2022年5月に一猫迎い入れ、今日現在で、五猫と暮らしております(あと、妻も1人居ます)。
五猫全てが元々野良猫で、保護し、保護猫として生活を共にしております。
保護猫多頭飼いを10年以上している私が知り得た事や経験した事等を日々更新しております。
質問:猫草の給与と健康管理について
猫草って猫に与えるのは身体に悪いんですか?
与えすぎると体に悪いと聞いたのであげないほうがいいのかなと思っています。
我が家の猫ちゃんは植物が大好きみたいで、食べるまではしないにしろ、植物に興味を示すため、猫草以外は猫が来ないところに植物を置くようにしています。
猫草はよくないんでしょうか?
与えすぎなければ、ということでも少し心配です。
返答:メリットとデメリットがあり、そして注意点もあります。
質問者さんは、猫草を育てて、それを愛猫に給与されているようです。
ただ、猫草は猫によってあまりよくないのではないか?との掲載を見て不安になられたようです。
ここでは、猫に猫草を給与する際の、メリット、デメリット、そして注意点をそれぞれ3点挙げます。
猫に猫草を給与するメリット その1:毛玉の排出を促す
猫はグルーミングの際に毛を飲み込み、それが胃の中で毛玉となります。
猫草は消化されずに便として排出されるため、毛玉が溜まるのを防ぎ、嘔吐や便秘を解消する効果があります。
猫に猫草を給与するメリット その2:ストレス解消
猫草を食べることは、猫にとって本能的な行動であり、ストレス解消に役立ちます。
猫に猫草を給与するメリット その3:栄養補給
猫草にはビタミンやミネラルが含まれており、猫の健康維持に役立ちます。
猫草に含まれる栄養素ですが、具体的には以下だとされています。
- ビタミンA:視力や皮膚の健康維持に役立つ
- ビタミンC:免疫力を高める効果がある
- ビタミンE:抗酸化作用があり、老化防止に役立つ
- 葉酸:赤血球の生成に役立つ
- 食物繊維:消化を促進し、便秘解消に役立つ
ただし、上記の栄養素を猫草のみで必要な量を摂取することは非常に難しく、猫草はあくまでも、補助的な役割にとどめておく必要があります。
猫に猫草を給与するデメリット その1:嘔吐
猫草を食べると、胃腸が刺激されて嘔吐することがあります。
猫に猫草を給与するデメリット その2:下痢
猫草を食べ過ぎると、下痢をすることがあります。
猫に猫草を給与するデメリット その3:アレルギー
猫草によっては、アレルギー反応を起こすことがあります。
ホームセンター等で販売されている猫草の多くは、燕麦のモノが多い印象です。
一般的に入手可能な猫草は以下の5つだと思います。
- 大麦(オオムギ):猫が好んで食べる定番の猫草です。成長が早く、育てやすいのも特徴です。
- 燕麦(エンバク): 大麦よりも葉が柔らかく、猫に食べやすいのが特徴です。食物繊維が豊富で、便秘解消にも効果があります。
- 小麦:大麦や燕麦よりも葉が硬く、食べ応えがあります。ビタミンCが豊富で、免疫力を高める効果があります。
- ハトムギ:葉が細長く、猫が食べやすいのが特徴です。利尿作用があり、腎臓の健康維持にも効果があります。
- チモシー:イタリアンライグラスとも呼ばれ、牧草としても知られています。香りが良く、猫が好んで食べる傾向があります。
猫草って言っても色んな<麦>があったのね、知らなかったよ・・・
そうね、私も調べてみて、小麦やレモングラス等も猫草だったってのは知らなかったよ!!
参考
我が家で過去育てた猫草は、
GREEN Labo 犬と猫が好きな草の栽培セット:燕麦
無印良品の猫草:燕麦
みっちゃんのワンちゃん・ネコちゃんの食べる生野菜 イヌ・ネコの草:燕麦
このように、我が家で購入し、育て、給与した猫草は全て燕麦でした。
燕麦以外の猫草だったら、フサフサな期間がもっと長かったのでしょうか?
再チャレンジへのきっかけになりそうです。
猫に猫草を給与する際の注意点 その1:猫草の種類
猫草には様々な種類があり、猫によっては好みがあります。いくつか試してみて、猫が好むものを選びましょう。
猫に猫草を給与する際の注意点 その2:猫草の量
猫草を与えすぎると、嘔吐や下痢の原因となることがあります。猫の大きさや体重に合わせて、適切な量を与えましょう。
猫に猫草を給与する際の注意点 その3:猫草の衛生管理
猫草は清潔な状態で与えましょう。土にカビが生えたり、虫が湧いたりしていないか確認が必要です。
纏め
猫にとって、猫草は嗜好品であり、必須ではありません。
そのため、給与する猫草の種類、量に関しては、注意が必要です。
必須ではありませんので、心配な点が少しでもあるようならば、無理に給与する事はないと思っています。
我が家でも、猫草に興味をもつ猫氏も居れば、ほぼ無関心な猫氏も居ます。
給与する際に注意深く見ておかなければ、食べすぎ等により、下痢をしてしまう事もあったので、過去何度か猫草育成チャレンジをしていますが、常時猫草を給与することはなく、また、育成するのがうまくいかないことが多いので、2024年現在では給与を止めています。
我が家の猫草育成チャレンジに関しては、以下カテゴリでまとめ読みできます。
ご参考までに。