いつ頃からのでしょうか。
我が家の長ニャン坊クロが、時折
くちゃくちゃ
と、口から音がします。
他の三猫からはそんな音はせず、そして、クロの口からも、くちゃくちゃという音がするのはここ最近の事です。
何か大病のサインなのか?
私同様、病院が大嫌いなクロですが、それでも、大病のサインだったら取り返しのつかないことになってしまいます。
クロの事になると、体温5度位あがるよね、貴方は!
愛情は四猫全てに注いでるけど、やっぱりクロとが一番長いからね。
以前、口腔トラブルによりかかりつけ医に連れて行き、重度ではないものの、口腔内があまり良くない状況だと指摘受けました。
処置をしてもらい、かかりつけ医から勧められた口腔内トラブルに、
オーラティーン デンタルジェル
を購入し、適時利用し、
ナノウェル オーラルケア
を適時使用してきました。
オーラティーン デンタルジェル、ナノウェルオーラルケアについては以下でご覧いただけます。
徹底力が欠けている為、オーラティーンデンタルジェルもナノウェル オーラルケアも日々忘れる事なく使用することが出来ておらず。
そのため、ご飯に混ぜ込むサプリならば、忘れる可能性が低いだろうという事で、DHC ペット用健康食品オーラルケアを給与を開始しました。
愛猫の口から、くちゃくちゃと音がするのは、一体何が原因でしょうか?
かかりつけ医の診断、処置と含めて纏めます。
猫が口をくちゃくちゃしたら、病気のサイン?
2022/03/05 朝9時、かかりつけ医の開院と共に、クロを診察してもらいました。
口腔内の状況はそれほど良くないとの事。
歯が抜け落ちたりという事は、今のところない
との事ですが、
歯周病は進んでいる可能性が高いですね
と。
口腔内トラブルは、歯周病を引き起こす以外にもさまざまな病気を誘発してしまうため、出来るだけ早く、口腔内を詳しく見てもらい、処置をしてもらう事にしました。
その日のうちに処置をしてもらうことは叶わず、後日、という事になり、
2022年3月15日に処置をしてもらうことになりました。
口腔内の処置は今回で2回目となります。
1回目の際の記事は以下でご覧頂けます。
猫の口からくちゃくちゃ音の原因は?
原因その1:口内炎
原因その2:食道炎
原因その3:慢性腎不全
原因その4:歯周病
我が家のクロの場合
2022/03/15 処置をしてもらいました。
かかりつけ医の診断結果は、以下となります。
歯石の付着は今回も重度(前回の診察は、2021年1月でした)で、口からかなりの異臭がしていました。
まずは歯石を超音波スケーラーで全て除去しました。
挺出していた犬歯はぐらぐらし始めていたので、右上顎、左右下顎の犬歯を丁寧に抜歯しました。
右下顎の第一後臼歯はぐらぐらになっていたので、抜歯しました。
また右上顎の第二前臼歯は、破歯細胞性吸収病巣が進行し、歯冠がぼろぼろになっていたので抜歯しました。
仕上げに特殊紫外線で歯石の取り残しが無いか確認し、歯の表面を磨いてあります。
残った左上顎の犬歯はまだ付着がしっかりしていますが、他の犬歯同様に挺出しつつあり、いつかぐらついて抜けてしまうかもしれません。
また破歯細胞性吸収病巣は多発することが多いので、他の歯でも吸収が進行する可能性があります。
とのこと。
破歯細胞性吸収病巣については以下でご覧いただけます。
なお、処置の際に、血液検査、レントゲンをやってもらっていますが、口腔内トラブル以外の病気に関しては特別認められないとのことでした。
貴方と一緒で、歯がどんどんなくなっていくね、我が家の猫氏も・・・
そうね・・・人間の場合は入れ歯とかで対応できるけど、猫の場合はそういうわけにはいかないからね・・・
今回抜歯したのは、牙を含めて5本でした。
抜歯した5本の歯、貰いましたが、ちょっとえぐいため、画像の掲載はやめました。
牙がなくなっても、室内飼いの猫には影響はないとのことです。
牙は、元々狩りをしていた時代、獲物のトドメをさすのに重要だったとのことですが、室内飼いの猫にはトドメをさすという行為は必要ないため、牙もなくても良い、とのことでした。
掛かった費用
今回口腔内トラブルの処置に掛かった費用は以下となります。
クロは、高齢猫対応可能な保険に加入しております。
通院は適用外の為、実費での精算となるかと思いましたが、
抜歯は、手術扱いになるとのことで、70%保険適用になり、およそ1万円の支払となりました。
纏め
猫が口をくちゃくちゃしたら、口腔内トラブルは高い確率で起きているということがわかりました。
また、口腔内トラブル以外にも大病の兆候という可能性もあります。
猫の歯周病は、7割の確率で罹患することが多いとの事で、確かに我が家の四猫のうち、クロとさんたは口腔内トラブルに見舞われています。
人間もそうですが、歯や口腔内にトラブルを抱えていると、お腹空いててもご飯を食べたくなかったり、食べるスピードが落ちたりします。
そのため、日々ご飯を食べている様や、ご飯の後の仕草を観察していると、愛猫の不調にいち早く気付くことが出来るかと思います。
愛猫が元気なうちに、保険への加入は是非ともご検討ください。
高齢猫でも加入可能な保険もあります。